Global Healthの世界で働く経営コンサルタント

Global Healthの世界で活躍する

国際機関就活についてーやりたい分野は明確に絞って、自分のブランディングを覚えてもらうー

留学を開始する前に、自分は国際保健に関する国際機関で働きたいと強く願っていた。途中、留学を中断し、ドナーで働かせてもらい、今、もう少しで手が届きそうな地点まで来ることができた。(この文は2年前のもの)

daisgreatadventure.hatenablog.com

 

結果的には、自分のマトリクスの中では、最も行きたかった国際開発金融機関の本社でコンサルタントとして働くことが出来そうである。そして、1年以内にスタッフポジションをゲットできそうな根拠なき自信もある。なぜそれが可能だったのかという分析と将来受ける人のためのtipsも書き残したいが、とりあえず、まず自分の感想をば。(結局2年かかった)

 

国際機関で働いている人のセミナーとかに出ると、3回に2回は言われることとして、「xxで働くことを目標にしてはいけない」がある。

これは間違っていると思う。話している本人たちは、既にその国際機関での仕事をゲットしているので、こういう風に行ってしまうんだけど、正しくは、

「自分の強みや業界の動向を確認せずに、どのポジションでもいいからxxで働く、ことを目標にすると入ってから辛くなる」

だと思う。

国際機関はそれなりに狭き門で、本当に運とタイミング命みたいなところがあると感じている。募集した時に、たまたまジュネーヴ・DCにいたから採用された、みたいな話は何度も聞いた。そして、僕にも同じことが起きた。ただ、大事なのは自分のブランディング(どの分野 x 地域の専門家で、どんな仕事を探しているのか)と目指すべき仕事(xxで仕事がしたい。。。ではなくって、xx領域の仕事をxxな組織でしたい)を明確に伝えきることだと思う。大学院に入って初めてのセミナーで大学のProgram Coordinatorが、

 

'more narrower your interest is, more opporutnities comes.'

 

と言っていた。これは、直感に反しているように聞こえるんだけど、極めて正しいアドバイスだったと今になってわかる。具体的にやりたいことと、それを保証する能力を証明できる人には、そのopportunityが現れた時に、声がかかる。なぜなら思い出してもらえるから。しかし、なんとなくxxで働きたい、思い出してもらえる確率が低いし、xxがやりたいという明確な意思と能力が欠けている(と思われると)チャンスは回ってこない。30代後半にしてやっとそのことが分かった。