Global Healthの世界で働く経営コンサルタント

Global Healthの世界で活躍する

人は結局できると思ったことしかできない。

留学が終わりに差し掛かり、就活も終盤戦である。

 

僕は留学のために、数年働いた経営コンサルティング会社を退職した。その会社は、僕が働いている間、常に”東大生の就職したい企業ランキング”Top10に入るような人気企業で、社員もみな、とても自社に誇りをもって働いていた。

 

僕が辞めると伝えた時の反応で今も憶えているものがある。

・一番お世話になった人

「お前は絶対に後悔するし失敗するぞ。そんな甘い考えで会社辞めてどうするの?これからもちょっと働いては辞めてってのを繰り返すのか?」

「絶対に意味がないよ。おれにはわかる。MBAなんていったってしょうがないんだから、コンサルで働けよ。」

 

・それなりにお世話になった人

「(国際機関で働きたいと伝えたら)えっ?〇〇君(僕のこと)、そんなところで働きたいの?△△さんみたいに、そういう目標で日本で博士課程に通っている人とかならともかくいけるのかな。まあがんばって」

 

・たまたま飲み会で一緒になった同じ部の人

「〇〇君(僕のこと)ってすぐやめそうだよね?なんか全然それで活躍とかしなさそう。」

 

・ほかにもお世話になった方々

多分、頑張れとかそんなこと言われたのかなあ。あまり覚えていない。

近くに住んでた仲良しの先輩は残念そうにビールで見送ってくれた。また、同い年の大先輩はとても寂しそうだったのを覚えている。

 

少なくとも僕の記憶では、心から僕のチャレンジを応援してくれた人は社内にはとても少なかった。そして今も記憶に残っているのは、自分がとても信頼していた人から全く応援されなかったという事。

 

でも、もうすぐ卒業というタイミングで心から思った。

僕は、まったく後悔していないし、本当に留学をして良かった。グローバルなレベルでハイレベルに働きたい、国際機関で働きたいって思った時に、当時の自分がコンサル勤務を続けても絶対にたどり着けなかったのは間違いない。でも、今の僕は、もう手を伸ばせばそこに届きそうなほど近づいてきている。そして、憧れの組織の中の人と話しても、自分の経験や学歴はすでに十分エントリーポイントに立てるレベルには達しているのだ。

 

ここで、タイトルにたどり着く。結局人は、どんなに能力があったとしても、自分が想像できる範囲のことしかできないんだ。逆に、自分ができるって思い描いたことは、たいてい何とかなってしまう。そういう生き物なんだってこと。今までの人生で僕より能力がある人なんていっぱいいたけど、彼らが僕よりインパクトをこれからも出し続けられるとは正直思わない。なぜなら、彼らのほとんどは既に現状に満足し、停滞する日本で幸せに生活することに満足しているからだ。(それが悪いとは言っていない。僕が嫌なだけで)

 

今後も、誰に何を言われても、自分の直感とか妄想を信じて、それを形にしていこう。そうやってしか、人は成長していかないし、自分の能力の限界を突破していくことは出来ないんだから。