Global Healthの世界で働く経営コンサルタント

Global Healthの世界で活躍する

良い仕事したければどっかで丁稚奉公・修行が必要だという考え方は、古くさくなんてない。

話の始まりはこうだ。

 

親戚の大学院1年生の男の人のInstgramが異常にかっこよかった。シーズナルスポーツをしながら、かっこいい音楽を後ろにかけて、本当に今風で、音楽のPVみたいだった。彼は士業になることが一般的な学科に所属をしているが、資格試験を受験したくないと聞く。家族は裕福で、親も兄弟もみな彼の才能を信じており、将来を応援している。行きたければ留学してきたらどうだ、とけしかけている。傍から見て、大変恵まれた状況だと思う。おまけに、見目も麗しい。

 

そこで、僕は思った。

(本人とは話していないが)彼はこのまま、かっこよくスマートに生きていけるのだろうか?(反語です)

プロフェッショナル領域でのチャレンジ(この場合は資格試験)を避けて、いい仕事ができるのだろうか?いい仕事ってなんだよというのはあるが、僕の中では、その業界でプロと呼ばれる人が認めるような仕事のことを指す。

 

仕事を始めて最初の数年は、泥臭い努力や長時間労働、アウトプットに厳しい上司のフィードバックなんてものとは無縁で行きたいかもしれないが、それじゃ結局能力は伸びないし、一流にはなれないと自分の経験から思う。

自分の能力が一番伸びたのは、(a)厳しくもやりがいの感じられるPJT x (b)尊敬できフィードバックをくれる上司 x (c)打ち込める環境 x (d)PJT終了後の内省と360度フィードバックだった。

この(a)を得るためには、社内での高評価が、(b)を得るには、その上司から認められること、そしてそのためには、単にアウトプットを出すだけではなく、それまでの仕事への熱意や執着や成功するための本気(そしてできないときはそれが長時間労働になってしまう)が、(c)のためには、己の私生活を律することや、応援してくれる家族・友人・配偶者が必要である。(d)は単に習慣の問題かもしれない。

僕自身は、スマート、傷つきたくないというアティチュードで働いていると、上記のものを得ることは出来ないと思っている。

 

昔読んだ、矢沢永吉さんと糸井重里さんの対談でこんなことを言っていた。

 

「偉くなりたくないと、それでもいいけど、40になって50になっても同じこと言えんのか?後悔しないか?そして、それを国や他人のせいにするなよ」(だいぶ意訳)

 

僕は、Generation Zの人からすると完全にもうおじさんだとはわかっている。

Gen Zの人の想定する、幸せな人生というものもきっと僕とは違うだろう。でも、どんなに世代が変わっても、変わらない人生の真理みたいなものはあると思っている。

 

ぼくなりに今考えているのは、以下の真理である。

  • 成功は複利で効いてくる。
  • 良い仕事の報酬は、次の良い仕事。
  • 他人はあなたに興味なんてない。
  • 出会いは偶然だけど、その出会いを次に繋げるのも、学ぶのも本人の責任。
  • 結局長く続けられることをやっている奴が勝つ。
  • ひとつの出来事の学びを最大化するためには、内省・言語化が不可欠。
  • 修行期間・修羅場経験が人を次のステージに連れていく。
  • 配偶者によって本当にキャリアの飛躍できる割合・健康は変わる。
  • お酒・たばこはほどほどに。
  • 運動と筋肉は正義。