ここ最近、インドは比較的涼しい。多分気温も36度前後なんじゃないかな?
なんだけど、圧倒的に朝起きられない。これは昔もあったけど、鬱の初期症状っぽくってちょっと怖い。起きられないのは、精神的な疲れなのかなんなのか眠りの質も低いからだと思う。
なので、体調は悪目。この体調でもう少ししたらまた海外出張に行くので、ちょっと心配です。今日もほぼ一日寝てたしなあ。
愚痴ですが、インドに住んでると気分転換にぶらっと行くところが無いのがきつい。例えば、日本だと鎌倉でも上野でも、箱根でもいいんだけど、簡単に国内旅行ができて気分転換できるじゃない。インドは、飛行機のって車借りて高いホテル取ってと、一大事業なんだよねえお出かけが。都市部はつまらんし。こういうことが澱のように自分に溜まってってるのを感じる。これがヨーロッパだったら大分ちがうんだろうな。とは言え、ヨーロッパであろうがどこであろうが、生活への不満はあるんだろうけどね。
仕事に関しては、ポジティブな面とネガティブな面がある。
ポジティブな面でいうと、ほぼ全てのプロジェクトで自分がリーダーを務めていることかな。コンサルに入社して、箸の上げ下げまで指示されてた頃を考えると隔世の感がある。率直に、頑張ってきてよかったなって思う。周りから信頼されてるのも感じるし、まあ、ベーシックな仕事(仕事レベル5、顧客レベル5)くらいなら任せられる人になったんだなあと。2年は無駄じゃなかった。成長したわ自分って思える。
リーダーを任されて初めて、リサーチや資料作成を下の子に任せる難しさや、顧客対応で矢面に立つ厳しさを感じている。
リサーチや資料作成に関して言うと、リーダーがきっちり仕事を切っていないと下の子は不満に感じるし、無駄な作業が増えてしまう。特に僕の場合は、ざっくり勧めながら修正すればいいじゃん?みたいな思想を持っているんだけど、それだと若い子は動かない。きちっと、MECEに切って、論理的なクライテリアを提示して初めて理解してもらえる。そして、仕事をタスクに切ってお願いすると、仕事ではなく、「作業」になってしまってモチベートすることができない。もっと、本質的な目的に立ち返って、なぜあなたの仕事が必要なのか・大事なのかを伝える必要があるなあと思う。ここは、事前にスクリプト作って、何をどう伝えるかを明確にしてから下の子と話すことにする。ほんっと学びですわ。
ちなみに、ちょっと話がそれますが、コンサルの仕事ってざっくり分解すると以下のような感じ。
営業フェーズ)
①引き合いをもらう(顧客に思い出してもらう)
②お話を聞いて、提案書を出す(うちのソリューションを買ってくださいという営業)
③受注(お買い上げいただく)
PJTフェーズ)
④リサーチ・戦略検討(ここがみんなが想像するコンサルっぽいところ。良く言えば極めて知的な作業で楽しいところ。悪くいうとグーグルかな。)
⑤資料作成(これもか。やはり資料作成は我々の付加価値の重要な部分を占める)
⑥顧客との定期的な連携(これも得意不得意はあれども楽しいところ)
⑦顧客に最終報告(ここは結構きつい。価格が高いので見る目も極めてシビアである)
で、また①に戻る。
この営業フェーズとPJTフェーズを、チームを組んで行う。
最初期は、チームリーダーの指示の下それぞれのタスクの一部を行うんだけど、成長していくとチームリーダーの監督の下に行うようになる。(ここまで6ヶ月くらいかな)
で、僕の場合は、小さな一人プロジェクトで自分がリーダーもメンバーもやって、
やっと今年から自分がリーダーとしてチームを率いるようになった。(ここが18ヶ月くらい?)
更に、営業フェーズは一般的にシニアが行うことが多いので、入社数年でこれをリードするには、直接顧客から声をかけてもらう必要がある。僕は運良く今このチャンスに恵まれたので、金額の多寡はともかくとして、ぜひ一本自分でこの①〜⑦を通しで行いたいと思ってる。
書いてて思ったけど、相当順調に成長しているな自分。正直今の場所でできること自体は、後数年でほぼやり尽くせると思う。(しかしこの国にそこまでのコミットは無い)
ただ、より専門的なテーマがやりたいとか、大きな仕事がやりたいと考えると、ここでは難しい。
ネガティブな面は2つあって、1つ目は仕事の内容、2つ目は給料。
仕事内容が正直面白くない。今年は会社の都合もあってかなり省庁の仕事が多いのだが、「これって本当にやる意味あるんだっけ?」感が拭えず辛い。その中でも、本質的に意味のあることに一歩でも近づけるための仕事を行うつもりだが、今年で辞めると決めている。
2つ目の給料については、端的に日本に戻れば倍以上もらえるくらいは結果を出していると思うので、潮時感。まあ、成長したからこう思えるわけで、その意味ではポジティブでもあるんだけどね。
つーわけで、2018年の5月に一旦日本に戻ろうかと思ってます。コンサルはまだ続けたいかな。海外に住むことで得られたものはたくさんあるし、それを与えてくれた会社に感謝もあるが、自分の人生は自分で決めるという、僕が常に思ってる原則に従おうと思う。ちなみに、会社や上司に感謝はあれども、所詮会社と個人は契約で結ばれているにすぎないので、過剰に会社の思惑に従うつもりは無い。会社と交渉する際には、きちんと自分の意見を押し通すだけの切り札(例えば他社の内定とか)を持って当たるつもりである。