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インド就職を決めるまでの流れや、不安と希望について

【インド就職を決めるまでの流れ】

・9月3日にRGF(リクルートのアジア就職支援会社)に登録

・9月4日インドから連絡有り

・9月10日就職する会社から面接の連絡有り

・9月16日に一次面接、その場で次の面接の約束

・9月19日に現地社長と二次面接、次回英語力チェックをして内定

・9月21日にパワポ作成テスト(3時間であるお題を与えられてチャートを創るというもの。きつかった。。このためにWindows入ってるPC買った笑)

・9月22日に英語力チェックで現地の社員と電話

・9月25日に内定

・他にも2社ほど内定していたので一週間待ってもらい9月31日にオファーレターにサインバックして転職活動終了

 

【内定をもらってから決めるまで】

直感的にはすぐに、インドで、この会社で働こうって思ってた。

つれづれにその理由を書いてみる。

 

・まず面接でお会いした日本人が二人とも超いけてた

頭がいいし、人間的にも魅力的、フランクだし志もあるみたいな。いわゆる僕の考えるいけてる大人だったのだ

 

・インドで数年働いてから、他国で働くというキャリアパスを提示してもらえた

別にそれは約束手形では全くないけど、そういう可能性があると思って仕事を出来るのが幸せだと思った

 

・”経営”コンサルをちゃんとやりたいと思った

他に内定してたのは事業会社の事業戦略とか組織戦略の仕事だったのでちょっと経路が違った。組織開発のコンサルは一年弱やって、”コンサルタント”っていう職種に関しては少しわかってたけど、”経営コンサル”は知らなかった・そして一番王道なので学生時代からやりたいと思ってた

 

・今しかないと思った

5年後には似たようなチャンス(海外で新しい職種で働くこと)は少ないし、家庭の事情とか諸々考えると今海外に行かないともうチャンスないなって思った

 

・インドで働くって超クールだと思った

これから10年〜20年を考えると中国と並んで世界の市場となる事が確定している。世界中の多国籍企業でインド人が活躍している事などから世界で働いていく事を考えると違う世界が見えそうだと思った

 

一応不安な点ももちろんあったのでそれも書いておく。

 

・コンサルとして一流になれるのだろうか?

・インドしんどすぎて帰りたくならないかな?

・首になったりしないかな?

 

これらは考えたけどすぐに、「まあやってみなきゃわかんないし、少なくとも今は大丈夫だと思うので目の前に全力でぶつかるだけじゃない?なにより、今チャレンジしなかったら絶対に後悔する」って考えて、結局働く事に。

 

1ヶ月フリーで働いてみて感想。一人めっちゃ寂しい!!

家で働いていて、よく言われる「事業をやるときは好きなことをやれ」って言葉の意味が分かった。毎日毎日一人で仕事してると、本当にこれがオレのやりたかったことなのかって思っちゃうんだよね。そんな時に、本当に自分がやりたいこととかパッションを持っていることだったら何はともあれ続けられるってことだと思う。

 

つーわけで、最近は仕事ちょっとしちゃー読書に励んでます。1ヶ月で50冊以上読んだ気がする。読んでたのは、キャリア領域、偉人伝、組織開発系、リーダーシップ系、の本たち。

 

『傷口から人生』 感想 自分の人生を生きてくためには……巡礼!!

 

ふとした事で、出会った本。今気づいたけど著者の小野さんは多分友人の友人だと思う。

社会人一年目の時に、「まれびとはうす」は友人が出入りしていた気がする。

 

前の会社との契約を終え(その辺りのことはここに書いた)、初めて自分で事業を興して生きてこうとしたはずなのに毎日本を読みまくっているという、今の自分にはぴったりだったと思う。

 

 

【気を取り直して『傷口から人生』感想】

 

Twitterに書いたのはこんなこと

どうでもいいがTwitter最近人が戻って来てる気がする。多分、みんなFacebookの実名性とそこから生み出されるあまりにも建前な言葉や、何かの宣伝に結構嫌気がさしているんじゃないかな?Facebookは記入する人は結構似かよってきてると思う(単に表示アルゴリズムの問題じゃないと思う)多分毎日書く人5%、週に一度書く人10%、残りはROMと誕生日のみ、みたいな割合なんじゃないかと予想してる。これはこれで別途書こうと思う。

 

(以下Twitterより抜粋)

『傷口から人生』感想1 慶応大学で留学してTOEIC900点で世界一周してた経歴だけキラキラした女子大生が面接前にパニック障害になり、そこから自分の人生を生きる話し。とても刺さりました。 (特に)親という自分のとても近い、けど他人の価値観で生きている限り人は幸せになれないんだよな


『傷口から人生』感想2 と思いました。年齢が近いこともあって凄く親近感を勝手に覚えました。 最近読んだ清涼院流水さんの本のあとがきに、「父親の死を経験して自分が30歳を過ぎてから英語を勉強しだした理由は、ただ厳格な父に認められたかっただけかもしれない」という趣旨のことがかいてあっ


『傷口から人生』感想3 たことも思い出した。 親の呪縛ってのは本当に凄まじいなあと。そしてどんな育て方をしても、親は子に絶対なにがしかの呪縛を残すってことだけは知っておいた方が良いのかもなあと、あと10年くらい結婚しないつもりの僕は思いました。



【今の感想】

 

Twitter書いとくと備忘録になっていいですね。字数制限があると、大事なことだけ書こうと思えるのも良い。ここら辺は、よく言うように制限がある中でこそ創造性が刺激されるってことかしら。

読んだ上で大きなまとめとしては以下の3点

 

1.人生は流れてるもんなんで、流れには逆らわずあることをあるがまま受け入れる。

んで、その瞬間瞬間はできること(フランクルさんだと「人生から問われていること」)をやる

 

歳を取ったからか、Being(在り方)の世界に触れたからかわからないんだけど、

目に見えないモノを受け入れられるようになった。例えば、人のオーラとか(見えないけど)、運命とか、運とか、流れとか。

そういう目に見えないモノもあるんだろうなっていう観点からの感想。

 

多分、著者の小野さんは、就活の真っ最中にパニック障害にならなくても遅かれ早かれ一旦どこかで既存のシステム(自分じゃないモノになろうとする生き方)の外にでるような何かが起きていたんだろう。

そして、自分の在り方が変わらない限り、場所も時間も相手も違うけど自分の人生で同じ罠にはまるんだって。

 

取り留めないんだけど、小野さんはその時々に「人生から問われていること」に応えようとしている。必死に。別に必死にやったからといって、毎回何か答えとかがあるわけじゃないんだけど、あとで振返るとあ〜あんとき必死でやって良かった、つながってんじゃんって思えることってあると思う。僕もやっぱ獣医の資格は取っといて良かったって思うし、会社ごとに一個はやったなって思う仕事を残して来たと思ってる。そして、なんだかんだそれが繋がってるとも思う。

 

個人的には、「やりたいこと」幻想って結構自分にはきついなあと思う。やりたいことがない人ってどうすれば良いんだろ?結局「やりたいこと」ってある意味「思い込み」だしそれは「思い込み」だからこそ「自分の使命」に感じられる。そして、その「思い込み」度合いがでかければでかいほど、自分も人もエンパワーする。これって今の僕には正直ない。ただ、ないからといってベッドで横になって本を一日読むだけってのはさすがに耐えられないので、目の前にあるちょっとでもやりたいって思ったことをやる。

 

 

2.親との関係性によって生まれる劣等感・欠乏感(仁村さん的には「心の穴」)を自覚してそんな親と自分を赦すことから、ほんとの人生が始まる

 

 

ここ1〜2年くらい、いろんな心理学やらセミナーやら小説やら映画やら伝記やらを見てて思う。これ真実なんだなって。

 

人として生まれて生活を過ごすうちに、色々な思い込み(belief)を作って生きていく。たとえば、トイレをしたら流すとかってのも含めて。

そんな中でも、親(特に長時間一緒に過ごす母親か?)によってもたらされる思い込み(Core belief)の威力は半端ない。例えば、「自分は無力である」とか「自分は無価値である」とか「自分は愛されない存在だ」という思い込みを無意識で持っていると、その無価値観・無力感から人生を生きるのでいーっつも満たされない。だって、「足りない」って思ってるんだもん、心の奥底で。厄介なのは、こういう思い込みを抱えて生きているってことを誰も教えてくれないから、自分でも中々気づけないこと。この思い込みがその人の固有の「在り方(Being)」を作る。そしてそのまま生きていく。

 

小野さんは、自分に好意を寄せていたことから自分が軽く扱っていた男友達にきっつい真実(自分の問題を親や環境のせいにしていること)を言われたことや、今まで正面からぶつかって来なかった母親を殴り「愛して欲しかった」ということを心から言うことで、この問題に終止符を打った。殴るっていう行動はあくまで象徴で、大事なのは心からぶつかったってことだと思う。

 

結局どっかで痛みを伴うような気づきと、正面から人とぶつかる体験を通してしかこの思い込み(Core Belief)に気づいて自分を赦すことは出来ないんだと思う。

 

んで、この赦しをえて初めて、ほんとの人生(自分の価値観に基づいた生き方)ができるんだ。結局どっかで親の価値観で生きていると、それは自分の価値観とは微妙に違うものなので、生きてくのがしんどくなる。でも、親がどう思ってっても「自分は満たされているんだ」って心から思えたら、100%自分の価値観で生きていけるんだ。

 

同じようなテーマで思い出したのでこの曲も(中村一義の『永遠なるもの』)

歌詞カード読んだりインタビュー読んだりしてて、これが彼にとっての「100%自分の価値観でほんとの人生を生きてく宣言」だったんだって思った。

 

 

 

 

3.スペインの巡礼に生きたい!

 

この本の半分位を占めるのは、小野さんがスペインの巡礼に行ったときの話しだ。

この話しが凄く魅力的でしびれる。どうやらその巡礼に関しての本も出るらしいんだけど、僕も遠くない将来に行ってみようと思う。

 

なにが魅力的なのか??

 

世界中から、巡礼という一つの目的に多くの人が集まり、ただ歩くという同じ体験をすること。そして、一つの目的と書いたけど、ほんとはそこを歩く人の数だけ目的もあるんだと思う。

意味があるかないかは分からないけど、たまたまそこに集まった、それぞれに悩みや問題を抱えて生きている人々が、いっときだけ人生において交わるっていうことに凄く心を引かれる。

その一瞬さとか、儚さみたいなモノに僕は人生を生きているんだっていうことを思う。

多分それは、井伏鱒二さんの「さよならだけが人生だ」を好きな理由とも近いんだと思う。

(以下の詩はこちらのHPより引用)

 

勧君金屈巵(コノサカヅキヲ受ケテクレ)

満酌不須辞(ドウゾナミナミツガシテオクレ)

花発多風雨(ハナニアラシノタトヘモアルゾ)

人生足別離(「サヨナラ」ダケガ人生ダ)

 

 

なんか、いろんなことを考えさせられる本当に素晴らしい本だと思った。

素晴らしいタイミングで読めて良かった。

人生絶賛迷い中の皆様に超オススメです!

MOROHAのライブ@下北沢Shelter 感想 〜歳を取って可能性が減って将来を生きるのが怖くて、それでも諦めない〜

 

MOROHA 最高!!!!!!!

 

2ヶ月前に大学の同級生である佐久間から教えてもらった。

このサイトを見ろって。

正直めっちゃ魅力的な文章なので音楽好きな人はぜひ見て下さい。

 

 

僕はここ数ヶ月、思ってる事として「リアル」だけを大事にしようって。

youtube見るのも良いけど、ほんとのライブを身体で感じるのはやっぱ違う。

パソコンの中の映像とか音楽と、身体で感じるライブハウスの汗っぽい感じとかアーティストが出てくる前の観客の今か今かと待つ感じとか、音楽聞いて涙でちゃうような感覚とか、この独特の感じが欲しくて本物の”なまもの”を見るんだ。

 

 

う余曲折有り、チケットとってなくてでも前日にヤフオクでゲットした。

下北沢Shelter(シェルター)のLive見て来た。The Band Apartとの対バンでした。

 

MOROHAを知らない人はまずこの動画を見て下さい。大好きな曲達。

これがダメなら多分嫌いだと思う。

 

(三文銭)

 

 

 

(革命)

 

 

(奮い立つCDショップにて)

 

 

 

 

ラップというかポエトリーリーディングというかヒップホップというか。

なぜか、坊主の人の言葉がめっちゃくちゃ聞きやすかった。ライブで聞いた時不意に泣きそうになりました。

 

ぐっと来た歌詞。

 

「Dream はComeしてTrueにならず。DreamはgoしてTrueにしていく」

 

「俺さ、思うんだよね。ぶっ飛んでるやつなんか、何にも凄くないと思うんだよね。イカれてるやつなんか、何にも凄くないと思うんだよね。シド・ヴィシャスも、カート・コバーンも人生半ばで死んだヘタレじゃねぇか。俺たちは、真っ当は真っ当なりに、職場の上司も殴れずに、バイトのブッチも出来ずに、今日の昼飯代を考えて、目の前の人を好きだって言って、告白するときは足震えて。

自分に可能性があんのか、出来んのかどうか、迷いながら、迷いながら、迷いながら、迷った結果、踏み出す一歩が、俺はロックンロールだと、俺はヒップホップだと、パンクロックだと思うんだよね。違うかい?群馬フェス。そうやって出来上がったフェスだと思うんだよね俺は、違うかい?

ぶっ飛んでなくていいぜ、イカれてなんかなくたっていいぜ。普通でいいんだ。真っ当は真っ当なりに、お前を全うしろよ。俺は、俺を全うするよ。」

 

 

【彼らの音楽やリリック(歌詞)を聞いて思う事】

理想の生き方と現実のバランス感覚、夢を見つつ現実の怖さも見ている感じ。

青臭くもあるし、泥水もすすってるし。

すげえ共感出来る。

 

アラサー(おれです)世代って、新しい音楽聞かなくなって、今までの自分の青春の歌と懐メロだけ聞いてる印象がある。もちろんオザケン最高だしミスチル最高だしSPEEDも最高なんだけど。

でも、新しい音楽だって聞けると嬉しいよね。

 

年代的に、アラサーって、どんどん未来の可能性が閉じていって、でも自分の可能性とか未来にまだ少しの期待はあって。周りを見ると、大企業で成功しているやつもいるし、ベンチャー作ってるやつもいるし、会社点々としてるやつもいるし、仕事毎日つまんなそうなやつもいるし、子供できてすっかりおっさんになってるやつもいる。

 

そんな中で、自分がどうなるかがうっすらと見えて来てしまっているように感じられる。

でもさ、そんなのほんとかな?いま自分がそこそこだから、5年後の自分はやっぱりその延長線上にあるなんてほんとかな?

今何もチャレンジしなきゃなんもかわんないけど、今チャレンジすればまだ変わるでしょ。誰にバカにされてもさ。

そんなことをMOROHAの音楽聞きながら思った。

 

MOROHAの二人とも今の自分に満足なんて全然してないけど、未来が狭まって来てるのも感じてるけど、でも自分の未来はもっとよくなるって信じてるのをめっちゃ感じる。おれもそうです。これは狐火の音楽聞いてても同じ事思う。

 

今の延長線上にしか未来がないならどんだけつまんない未来だよ。

今のチャレンジが未来を変えないなら、何したってしょうがないじゃん。

なにかが変わるって信じてるから、自分の未来は良くなるって信じてるから、しんどくてもチャレンジするんだよ、ばーか!

 

 

三文銭 歌詞全文)

2013年フジロック

届かなかった大舞台

絶対出るからと休んだバイトも

恥を忍んだ

実力不足の手前のせいだ

なんで?なんで努力は裏切んだ

いや信じ方が甘かっただけさ

「わかる人だけがわかればいい」は飲み込んだ

それだけは喉が拒んだ

言い訳は優しく肩を叩くが

その先の面倒は一切見ちゃくれない

紅に燃える情熱の炎に

一粒落とした悔し涙は水か?

それとも油か?

答えはこれからお見せしますよ

捨て台詞は「本当にありがとう」

俺達ここからでかくなってやるよ

 

かつてはプロ野球カード

今はタイムカード

昔は追い掛けたが今は追われてる

ピカピカの中華丼積み上げる

職場のモラルが何よりもリアル

六畳一間

広がる歯ブラシ

炊飯器三日目の黄色い飯は不味い

貯金ゼロその日暮らし

それでも網戸の向こう夕日は眩しい

水道はわりと止まらない

電気は止まるが

元気があれば哲学よりも節約の日々ですか

授かった命くらいは贅沢に使いたい

これは映画やドラマじゃないから

赤絨毯は約束出来ない

制作費はペンとA4ノートのみ

これでアカデミー賞超える栄誉を狙う

本日もあなたの人生にノミネート

欲しいのはオスカーなんかじゃない

「あたしMOROHAもっと聴きたい」

そんな声もっともっと聞きたい

 

 

始めて乗ったフライヤー

勲章だったよな

スタッフパスステッカー絶対に捨てるな

あの頃の気持ちを胸ポケットに大事にしまった

相方と二人で旅を続ける

それは居場所を見つけるためじゃなくて

願わくば居場所になりたい

届くかい?

ハニー

ブラザー

シスター

テレビじゃなくて

ラジオでもなくて

あなたの口元からこの曲が流れた時に

ほんのわずかだとしても

世界を変えたと胸を張れる

噂によると夢は生き物で

愚痴や言い訳で

すぐに弱っちまうらしいんだ

唯一の好物は可能性

良かった

俺やあんたも腐るほど持ってる

頑張りだけじゃ足りないとしたって

頑張ることしかできない同士たちへ

自分を客観視なんてすんな

俺達の目はここに付いてる

 

 

22歳

初めての音源をリリース

ちらほら地方にも呼んでいただける

かつて恐れていた都会の白い目さえも

今や温かく見守る

だが忘れるな

前回より1滴多くの汗をステージに落とせなきゃ

レコード会社も

次の仕事も

理想の生きざまも即座に消える

東京とゆう街の地面はね

夢破れた奴等の屍で出来てる

順番待ちにチャンスなんて来ない

あぐらかく大御所はちゃっちゃと消えろ

アンタが来た道の長さや

成してきた事を

言葉の重みだって言うんだったら

俺は行く道の長さや

目標の高さを言葉の輝きと呼んでやるから

若いとも言われたし

青いとも言われた

だからなんだテメーさっさと構えろ

さあ勝負だ

今時代に風を吹かす

 

 

DREAMはCOMEしてTRUEにならず

DREAMはGOしてTRUEにしていく

叶う叶わぬは別

それさえあれば人は輝く

 

 

俺、俺この間こんな事言われた

「人生は1列繋ぎのオセロ」だって

「生まれた瞬間に喜びの白を置き、その後、痛み、苦しみで黒が並ぶ。それでも、もう一度だけ、死ぬ間際でもいいから、もう一度喜びの白を置けたら、それまでの黒は綺麗にひっくり返る」って

俺、この間、そんなこと言われた。

 

ふざけんじゃねぇ、って思った。

そんな簡単じゃねえんだって思った。

だけど、だけど、あなたと同じく、ほんの少しだけ思い当たる節があったから、それをどうにかこうにか信じてみようと思ったんだ。

 

俺さ、思うんだよね。

ぶっ飛んでるやつなんか、何にも凄くないと思うんだよね。

イカれてるやつなんか、何にも凄くないと思うんだよね。

シド・ヴィシャスも、カート・コバーンも人生半ばで死んだヘタレじゃねぇか。

俺たちは、真っ当は真っ当なりに、職場の上司も殴れずに、バイトのブッチも出来ずに、今日の昼飯代を考えて、目の前の人を好きだって言って、告白するときは足震えて。

 

自分に可能性があんのか、出来んのかどうか、迷いながら、迷いながら、迷いながら、迷った結果、踏み出す一歩が、俺はロックンロールだと、俺はヒップホップだと、パンクロックだと思うんだよね。

違うかい?群馬フェス。

そうやって出来上がったフェスだと思うんだよね俺は、違うかい?

 

ぶっ飛んでなくていいぜ、イカれてなんかなくたっていいぜ。普通でいいんだ。

真っ当は真っ当なりに、お前を全うしろよ。

俺は、俺を全うするよ。

 

また必ず会いましょう、ありがとうございました。

 

 

MOROHA II

MOROHA II

 

 

「バケモノの子」感想 渋谷よりもバケモノ世界の方が幸せそう

弟と見てきました。

バケモノの子

細田守監督作品は基本的に劇場で見ようと思っていたのですが、今作は驚くほど興味がありませんでした。トップに載せたこの写真も「?」って感じでしたし。

で、見た上で感想ですが。。

 

「第六感をなめたらいかんなあ」です。

正直、今までの彼の作品の中で一番面白くなかった。

 

テーマ性はわかりやすいし、決してつまらないわけじゃないんだけど、

後半にかけてどうも尻すぼみな感じで。。

 

弟と話したり、Twitterで検索してたりした結果、僕なりに出した結論は、

「細田監督は老若男女に受ける国民的映画監督の座を引き継ぐつもりなんだな」

というものです。

 

今までの細田守監督作品はどちらかというと、「わかる人向け」「映画好き向け」「アニメオタク向け」とといった側面があったかと思います。

それは、「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」もそうだし、「時をかける少女」「サマーウォーズ」もそうだったと思います。

 

しかし、今作は掛け値無しに「映画は年に2本しか見ない人」「デートのときしか見ない」「小学生〜中学生」という所をターゲットにした映画に感じられました。

どこら編でそれを感じられたかというと、客層やTwitterの感想の出所がそういう層の人が多かった事。描写的にも、とても説明的なセリフが多い事、展開がとても予定調和的である事、などからそのように感じました。

 

昔、たしか有吉さんが「売れるという事はバカに見つかるという事」と語っていました。

マスに受ける・大衆に売れることと作家性を保ちやりたい事をやる、この2つの軸を両立させるのは本当に難しい事なんだろうなと感じます。

 

取り留めないですが以上。

 

バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]

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獣医師が経験したペット・ロスと乗り越えるための5ステップ(後編)

前編が長くなったので後編はこちらです。

 

4.ペット・ロスになった時はどうする?

話しは僕自身がペットロスになった事に戻ります。

その話しは、ブログのこちらにも書きました。

 

当時、とにかく毎日悲しくて悲しくて、なんでおれはもっと一緒にいられなかったのかとか思っていました。

で、自分自身獣医師という専門家としてペットロスの事も知っていたので調べました。調べて調べて出した結論は、「日本には、ペットロスの専門家はいない!」という事です。

獣医師の診察対象は、動物であり、ペットロスは飼い主がなる物だから人の医者(精神科医やカウンセラー)が専門家になりうるのですが、ペットロスという動物を飼った事のない人から見ると奇異な病気の専門家は日本にはほとんどいませんでした。

そこで、英語で色々調べていったところ、やっといくつかの情報を得る事が出来ました。

 

考え方的には大切な人を失ったときのケア(グリーフケア)と近いです。

 

 

※グリーフのプロセス(日本グリーフケア協会より抜粋)

①ショック期(恋慕・想起)

②喪失期(疎外感)

③閉じこもり期(鬱的不調)

④再生期(癒し)

 

このプロセスを乗り越えるのに僕が自分自身に使って良かったと思う5ステップをご紹介します。英語のサイトから引っ張ってきました。興味のある方はご覧下さい。

 

 

Step1.とにかく悲しむ

ここでのポイントは、”思考”で自分を責めたりするのではなく、ただ”感情”のままに自分の悲しみを悲しむ事。誰がなんと言おうと自分は悲しいんだから、その悲しみに浸る事が大事です。僕も一時期ひたすら泣きまくっていました。

自分の愛したペットが亡くなっても、否応なく現実の日々は襲ってきます。一般の会社では、翌日会社を休む事も難しいでしょうし、悲しい顔をして人にその理由を告げても「気にしないで」とか「元気出しなよ」とか、ひどい時には「動物が亡くなったくらいでそんな悲しまないの」とか言われたりしてしまいます。

そして、あなた自身もお酒を飲む事や日々忙しく過ごす事でこの悲しみを忘れようとするかもしれません。

でも、どんなにその悲しみから目を背けようとしてもその悲しみは消えてなくなる事はありません。その悲しみを直視し「あ〜自分はめっっちゃくちゃ悲しいんだな」と感じる事でいつかその悲しみも癒えます。

 

★エクササイズ(ペットロスを今まさに経験されている方へ)

この文章を読んでどんな感情がわいてきましたか?怒りとか悲しみとか絶望でしょうか?

その感情と共にいてみて下さい。そして、できれば今わいてきた想いを文章にしたためましょう。もしそれが難しければ、自分が泣く事をゆるしてあげましょう。

僕がブログを書いたのは今思うとこのステップのためでした。

 

 

Step2.悲しみを癒す事・自分が変わっていく事を決める

 

これはとても難しい事です。

多くの人が思っている事ですが、グリーフは”悲しみを乗り越える事”ではありません。そしてもちろん、病気を治す事でもありません。

(ちょっと英語表現ですが)グリーフは、ぐつぐついっているシチューのような物です。時が経てば、風味や過去の記憶が現在と混ざり合います。そしてあなたの経験により、シチューはより味わい深くなります。だから、悲しみや怒りを統合し流れる涙を受け入れ、日々の生活に心を開き、自分にとって大事な物を大切にして下さい。

愛するペットが亡くなった事で生活は変わりました。どうやってこの変化に対応しますか?

 

★エクササイズ(ペットロスを今まさに経験されている方へ)

静かな場所を見つけて座って下さい。自分を癒すと決める事はどんな感じですか?

愛するペットが亡くなってから生活はどのように変わりましたか?

思いつく事を文章にしてみて下さい。

 

Step3.想い出を思い出す

 

悲しみが深すぎる時、私たちは自分自身のアイデンティティーと悲しみを混同してしまいがちです。ペットを愛する者として私たちは悲しみに包まれてしまうかもしれません。この悲しみは同じ経験をした人にしか完全にはわかりません。そしてあまりに悲しくて「私はいま、愛するペットを失って本当につらい。絶対この悲しみはいえない」と感じているかもしれません。

でも、この悲しみや痛みと共にこれからの人生の旅路を決めるのはあなたです。そしてそれはたった一人で何かをしなければいけないわけではありません。

 

★エクササイズ(ペットロスを今まさに経験されている方へ)

悲しみと同一視してしまった自分のアイデンティティーを手放すとすると、どんな人生の旅路になりそうですか?そのためには、悲しみや悲劇の想い出ではなく、愛するペットとの幸せな瞬間を思い出してみませんか?

・どうやってあなたはその子と出会ったのでしょうか?

・あなたがその子を選んだのですか?それともその子があなたを選んだのでしょうか?

・一緒に過ごした初めての日を覚えていますか?

・一緒に遊んだ大好きな遊びは何でしたか?

・一番笑っちゃった瞬間は?

※僕はこれをひたすら愛犬への手紙として書きました。書きながらめーーちゃ泣けてくるんだけど、ああ僕の人生でももがどれだけ大切な存在でどれだけ人生を豊かにしてくれてたかって事に気づけました。

他にも、愛犬の写真を整理して動画を作るのもかなりオススメです。

 

 

Step4.自分の深い悲しみに正直になり表現してみる

 

必ずしも大げさに表現する必要はないのですが、深い悲しみを表現する時、人によっては大声で泣くかもしれません。枕を殴りつけるかもしれません。人から見たら錯乱しているような状態になるかもしれません。

それでも、一時自分の深い悲しみに身を任せ身体でそれを表現する事もとても重要な事です。

社会で生きていると、「強くあれ」とか「悲しみを乗り越える」とか「忙しくしてれば忘れられるよ」とか言われますが本当でしょうか?僕も経験的にこのようなアドバイスは糞の役にも立たないと思っています。

 

★エクササイズ(ペットロスを今まさに経験されている方へ)

・自分の中に強い感情や感覚がありますか?

・それを放出するとしたらどんな感じですか?

・自分にその放出をする許しを出せますか?

 

Step5.サポートを求める

ここまで読んで近道はない事に気づいたかと思います。

どうやってこの深い悲しみを癒し、自分の中に平和をもたらしますか?

周りの人にサポートを求めましょう!一人でやる必要はありません。

他者を自分の人生の中の大切な部分に近づく事をゆるしましょう。

周りに相談出来る人がいない場合は、僕にご連絡ください。

 

大好きなペットをなくされた方、本当にしんどいと思います。

僕ももう同じ気持ちがわかるとは言えません。

ただ、少なくとも天に召された皆さんのペットはいつもあなたを見守ってくれていると僕は信じています。

 

大切な人が側にいる幸せをかみしめて。

 

 

マッドMAXマッドマックス 怒りのデス・ロード 感想。 狂った世界でそれでも人として生きる事。そしてアドレナリンですぎて寝れない。

リアル北斗の拳!!

監督頭おかしい!!!

アドレナリンが出まくり!!!!

 

見てきました。「マッドMAXマッドマックス 怒りのデス・ロード

感想。。

 

そのまえに。

 

とにかく見て下さい!!映画館で!!

弟の友達は4回見た上に、旅行で福岡に行った時にまで5回目を見に行ったらしい。

その話しを聞いた時に阿呆じゃなかろうかと思ったんだが、

見終わった時に思うのは、、もう一度見たい。。

という思い。

 

我慢出来ず予告編見ちゃいました。

※何も知らない方が楽しいかもなので、既に見る予定の方にはお勧めしません。

 

 

一つの映画を何回も見たいってあんまり思わないんだけど、

アドレナリンのためにもう一度見ても良いなと思いました。

 

 

同じ映画を複数回という意味では、「第九地区」「500日のサマー」「横路世之介」あたりは2回以上見てるかな。

 

で、感想ですが。

 

うーん、久々に映画を見ていて頭がおかしくなりそうでした。

もしこの世界にいたらオレは生きられるかな??

「バトルロワイヤル」を見た時にも思ったんだけど、

世界が狂っている時に、狂わずにいられるのかな?

人として理性を持って生きられるかな?倫理観を持って生きられるかな?

正直自信がない。

 

人を傷つけるのが当たり前、奪われるならば奪う、そんな世界でどう生きるだろう。

当たり前のように人から奪う人間になるのかなあ。

そういう気持ちもあるけど、、それでも常に、

自分はどう生きるかを選択して生きていく。

 

凄く大変な生き方になるけど、

周りの人がやっているからとか、

そうしなければ自分が損をするから、

という理由ではなく、自分がどうありたいか、というところから選択をして

どんな時も生きていく。

 

そんな事を思いました。

 

そして、ひょっとしたら今生きてるこの世界も、

実はマッドMAXの様な世界なのかもしれないとも。

 

日本では感じないけど、気づかないうちに搾取されないように搾取したり、

損をしないように人を蹴落としたりしているのかもしれない。

 

不公平なこの世界を生きよう

自覚的に選択をして

 

※追記

この1週間後に、大学の友人佐久間と見た。

いやあ、2回目見たらだいぶこの世界に慣れてみれた。

なんか、誰も悪くないんだなって、みんな必死で生きてるんだなって思えた。