Global Healthの世界で働く経営コンサルタント

Global Healthの世界で活躍する

とても個人的で恥ずかしい話。

いっつも人から言われていたことがやっと腑に落ちた。

 

僕は人とはなしてても、常に主語が「I」だったんだ。

相手に何かを尋ねる時も、背景には「(おれは〜が好きだけど)なにがすき?」とか「(おれは京都が好きだけど)どこが好き?」とか。

で、返答に関わらず自分の話をする。

とってもひょんなことから気がついた。気になる女の子とメールしてて、それを後で自分で見てみたら、全部この調子。あ〜これは根本的にもてないなと自覚した。

だって常に自分が一番なんだもん。しかも、そのくせ相手のこと気にしてますオーラだすんだもん。

これは結局、「言行一致」度が、女子に対してだけ低いってことだと認識した。

ここで、僕に取りうるのは一つ。

「言行一致」するために、「別にあなたのことそんな気にしてません。おれが一番なのはおれです」ってのを言動から出す。(背景として、言行一致感は見破られるってのがある)

いや〜人から言われてるうちはなんも気づかないけど、やっぱ、人生ひょうんなことから気づけることってあるんだな。

31になってまだまだ精進ですな。

日々これ学びではあるんだが、備忘録代わりに書いておこう。

【資料を添削してもらって】

・コンサルの渾身の一枚は、いかに脳から汗を流したか。そこをさぼったらあかん。60点狙いでは絶対に満足いくものはできない。

・ひたすら精進。フィードバックを受けたら直す。次の時には同じ指摘は受けない。そして、考える考える。クライアントは専門家。誰にどんな情報を伝えれば「おっ話聞いてみようかな」と思わせられるか。

・自分より数倍は忙しい先輩が時間を使ってくれる意味を考えたことがあるのか?それに報いるということはどういうことか、言わなくても分かるわ。

・何時間かけてもいいから、渾身の一枚を先輩に見せてうならせる。それができなきゃお客さんをうならせるなんてないない。

 

【お客さんとの営業に行って】

・アイスブレイキングの瞬間から(もっと言うとアポを取る前から)、相手がどんな人で、どんな話題に反応するか、理系なのか文系なのか、何が好きか何が嫌いか、相手によって話す内容も話し方も話す時間も変える。

・当然、個々人のキャラクターがあるので、他人にはなれない。自分が最も輝くやり方で相手と接する。

・ミーティングでも発表でも、自分が心底考えて、正しいと思ったことは絶対に言う。三振するとしても記憶に残れ。記憶に残らないやつは何もしていないのと一緒だ。

・自分を恥ずかしく思う時は自分が磨かれている時だ。

・議事録も、ただ時系列に相手が言ったことを書くだけなら、コンサルがやる必要はない。お客さんは、構造的には話をしてくれない。だから、我々コンサルが話を聞きながら、構造化する。そして、頭の整理をすることで、抜け漏れが分かる。そのためには、多くのフレームワークを頭にしみ込ませる必要がある。「〜のインパクト」と言ったらどんな言葉が思いつくのか?例えば、「ポジティブ/ネガティブ」「短期/中長期」「大きい/小さい」、これが軸。

・効率的に物事を進める。

・コンサルは常に、わかんないこととの戦い。ひょっとして、全部分かっているプロジェクトをやったら成長が止まった時なのかもしれない。

 

【先輩からタイムマネジメントに関してフィードバックをされて】

・仰る通り、時間はあったのに、綱渡り的な仕事をしてしまった。プロフェッショナルは、運とか善意とかそういうものに頼っちゃ行けない。お客さんから何千万ってもらって、運が悪かったとか言える?どんだけ無理そうでも100%達成しなければ僕たちの仕事に意味はない。

・当然仕事がばたばたと立て込むことはある。無茶な依頼もふってくるし、断れないこともいっぱいある。でも、一番考えなければ行けないのは、本当に効果的/効率的に仕事をしているかということ。他人に振れるものは全部ふる。そうしなければ絶対にまわらない。自分で仕事を抱えない。

・時間の見積もりが甘い、できなそうなこと。例えば30分考えて分かんないことは、インプットかアウトプットが間違えてるんだから別の手段を試す。

・僕のクセとしては、「時間をかければ必ずできるもの」を後回しにしている。で、最後に時間かければいいやと思って、クオリティが下がってる。つまり僕の中で、「工数が分かってる仕事」<「工数の分からない仕事」という重要度になってしまっている。これは圧倒的に間違い。工数の多少と仕事の重要度は関係がない。頭に叩き込もう。

 

 

総じて、仕事面で悪戦苦闘してる感じ。昔から言われてたこともあるし、それ以外もある。いずれにせよ、自分で自覚して変えていかなきゃ、何人たりとも自分を変えてくれはしない。内省→アクションの変化を繰り返すのみだな。

酔っぱらって帰って来たのでつれづれと。

インドに来て3ヶ月がたった。
ほんとーに一瞬だった。めっちゃくちゃ密度の濃い毎日と、気がつけば過ぎていく日々。自分は何のためにここにいて、なんで働いてるのか。そんなこと、正直考えてない。単に毎日忙しくて、同僚は素敵で、先輩もかっこ良くて、それだけで満足な3ヶ月だった。

3ヶ月経って何か自分に変化があったか?と言われると正直あんまないかもしんない。生活に落ち着きは出て来たけど、まだまだ毎日やらなきゃいけない仕事は死ぬほどあるし、やりたいこともある。インドの観光も全然できてないし、読みたい本も死ぬほどある。
自分が3ヶ月前よりできるようになったとも思わない。

ただ、あえて3ヶ月で何かが変わったと言えるとすれば、、

多分ね、前より少しだけ正直になった。
やりたいことはやりたいし、そうじゃないことはそうじゃない。
それを前面に押し出すかどうかは別としても、自覚はできるようになったかな。

あと、なんつーか、人との距離感がとても心地が良い。
一緒に住んでる同僚とは、今までほとんどしゃべったことがないようなことも赤裸々に話してる。お互い出張前だろうが、だいじな仕事前だろうが、一杯のビールを飲んだら止まらないから、飲みだしたら話が止まらない止まらない。
こんだけまじめに、互いの考えをぶつけ合うって実はこの家を3年ごとかに出たらもうないのかもしれない。
そう言う意味では、オレはこういう、正直に本当に正直に思ってることを話せる人と一生生きてくのかもね。

仕事に関しても、また今まで働いたことない先輩と働く機会をもらった。
正直めっちゃしんどい。けっして凄く効率が良い働き方をする方ではないけど、彼の仕事に対する哲学や方法論は盗めるとこは盗もうと思う。

 

総じて、今年も数ヶ月、一瞬で終わるんだろうな。
途上国だし、テロも身近だし(この前ジャカルタ出張でテロが起きた1km先に泊まってた)、おれはいつ死ぬかもわかんないけど、日本で成長がなくゆるやかに死を待つより(と思いながら生きてくより)この、何が起こるかわからないし、なにか起こるのかもわからないこの国で生きてくことをオレは選ぶ。

 

酔っぱらって何かを書こうとするとこうなるね。

あけましておめでとうございます。

気づけば一ヶ月以上ブログ書いてませんでした。

 

この間にあったこと。

・弟が来印。二人で国内旅行に行くも二人とも体調不良に。なにげに弟と旅行行くのは初めてだった。

・プロジェクトが2個終了。プロジェクト単位で働くことに少しずつ慣れて来た。

・初の日本帰国。これは本当におもろかった。既に自分は「外国人の目線」を持ちながら「自分の国」を見れるようになって来たんだなと思った。

・上司がいない中で1週間働く。う〜ん、チームマネジメント難しい。端的に言って僕は同僚から好かれてるし、ある種なめられてる。

・周りの人たちが軒並み体調不良に。多分、インドが暖かくなって来たことと関係しているんだろう。しかし酷い。

 

今日明日、時間とって一本書いてみよう。

『ワセダ三畳青春期』 大人になるってことは自分以外の人・モノの為に生きることかもって思った。

大好きな高野秀行さんの作品。
彼の所属していた、早稲田大学探検学部というのは本当に凄いところで、アマゾンから中東からアジアのアヘン地帯からとにかく世の中の秘境を探してそこに訪ねるという冒険家の集まりなのだ。その中でも、高野さんは多分ずっとその世界にいたかった人なんだと思う。学生という特になんの責任もない身分で、世の中の秘境をまわって生きる。そしてそれ以外の日々はおまけっていう。

この本は、そんな彼の22〜33歳まで三畳1.2万円の集合住宅で暮らした青春時代を書いた本。こんなことが本当にあったのかと思われるようなエピソード満載で、エッセーとしても面白いんだけど、個人的にはやっぱり青春期の旅立ちが描かれる最後が好きです。彼の場合は、33歳で女の人を好きになっちゃって、ワセダよりもだいじなものが現れて、彼女と過ごすために家を出る。
僕はこれは、彼があれだけなりたくなかった”大人”になった瞬間だと思う。
”大人”になるってことは別に就職することでも、世間の常識に従うことでもなくて、本当は自分以外の誰かとか自分以外の何かのために、生きていこうってそれまでのコンフォオートゾーンを出ること何じゃないのかなって思いました。
オレにもそんな日が訪れるのかなあ?まったく想像もつきません。
兄に子供ができたっていうのも何か凄く感慨深い一日だった。来年のお盆は日本経由でアメリカ行こうかな。

 

 

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

 

 

インターン生に捧ぐ。大好きな後輩の将来を憂いつつ、大化けしてほしいとも思う。

インターン生が1ヶ月来ていた。僕の家に住んでいた。
いわゆる同居だ。凄く手のかかる子だったけど楽しかった。

彼と一ヶ月いて勝手にメンターとして色々話を聞いて痛感したことがある。人は中々変わらないし、人に影響を与えることは本当に難しい。でも、伝えたいことは伝えるってこと。それが今伝わらなくても5年後ひょっとしたら思い出してもらえるかもしれない。

僕が彼に伝えたかったのは、何かに本気で接するってこと。

彼の場合は、小手先の器用さがにじみ出てて爆発力とか根を詰めるところがないのがちょっと不満だった。頭もいいし人当たりもいいけど、本気でやるってことをやって来てない人特有の雰囲気。
もちろん、それでも仕事はできるようになると思う。でも、どっかで自分が自分の仕事のレベルやクオリティや仕事への態度に気づかないと大物にはならんと思う。
(まあ大物になんかなりたいのかどうかも知らないけど)

多分、僕も含めて多くの人が多くのアドバイスを彼にして、多分その5%も彼には残ってないと思うんだけど、それでもいいんだと思う。
僕たち先輩ができるのは、きちんと大人として伝えるべきことを伝えることだし、それは今すぐに分かってもらわなくても良いんだって思うから。

 

若くて将来のある彼の未来が素晴らしいものでありますように。

 

人はなんだかんだ、所属をしたい生き物ってこと。

今の会社で働く前に、1.5年くらいフリーランスで働いていた。

凄く自由だった。やりたくない仕事はやらないし、行きたくないとこは行かない。

でも、どこにも所属してないってなんか気持ち悪くて心細かった。自分は一人で生きていけるって思ってたけど実際はやっぱ誰かとのつながりがないとしんどいんだなって思った。

1.5年ぶりに会社組織に所属してて、とても心地が良い。同じ会社にいて、同じプロジェクトをやるっていうことで仲良くなれる人がいて、ある種、大きなもの(会社)に所属して守ってもらっているという感覚もある。

フリーランスと会社組織に属する人間という2種類の働き方を通して、どちらも善し悪しも分かって、結果的に今僕は組織に属することを選んだ。自覚的に選んだものなので、「なんか組織ってめんどい」みたいな気持ちにはなりづらくていいかも。