0.久々
久々に文章を書きます。ずっと文章を書いていなかったのは、一つには先輩がこのブログを読んでいて恥ずかしかったから。もう一つは、引っ越しをしてから忙しくてなんかやる気がしなかったから。
また書こうとおもったのは、僕は書いておかないといろんなことを忘れてそれでもいいやって思っちゃいそうだったから。いろんなことをあとで振り返るようにしたいと思ったから。
1.ジェーン・スーさん
著者のジェーン・スーさんは、ウィークエンドシャッフルというラジオに出演して依頼、パンチラインの破壊力に打たれてしまいブログもラジオもずっと大好きです。
そのジェーン・スーさんが、20代・30代の未婚女子に贈る本を書いたということで読みました。元々は渋谷東急上の丸善で立ち読みをしていたんだけど、読んでいるうちに買わねば!と思い買って早速読みました。
2.『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』内容
この本を買ったのは、この本が未婚女子にどうすれば結婚できるかを指南したようなゆるふわな本ではなく、自分のことがいちばん大好きな人間がどうすれば他人と生きていけるかを書いた本だと気がついたから。わたくし事になるが、27歳くらいまで周りの人間(兄や親友)から「DAIは自分が一番だよね」とか「ホントは人と付き合いたくないんでしょ」とか「結婚できるのは40過ぎてからだな」とか言われて、恥ずかしいことに、そういう言葉を言われることにすらいい気になってました。
ここ半年くらいでやっと、自分は一人で生きていけるわけではないし、いつも人から何かをもらい人に何かを与えて生きていってるんだなと、世界は循環しているんだなとおぼろげに気が付きました。そういう気づきを与えてくれたっていう意味では本当に僕は今の会社に感謝してます。
3.この本の魅力
言わずもがななんだけどもう101の理由すべてが素晴らしい。個人的に好きだったのは、
「相手には、すでに家庭がある。」
男の言う裁判所は、脳内裁判所だ!とか本当に面白い。このパンチラインを読んで、今不倫をしていて、相手の男から同じようなことを言われている友人の女子にプレゼントすることを決定したw
「彼のほうが稼ぎが少ないことをあなたはなんとも思ってないが、買い物に行くとあなただけ大人買いをする。」
相手が友達の女の子ならしないことを彼氏にしてしまうのはなんでだろうということが書かれていた。僕も相手が大事な男友達だったらしないことをしてしまうことがあるので自重。相手の気持ちを考えないってのは相手を自分と同じ大事な人間だと思えてない証拠だ。
「彼に転職を薦めたことがある。」
これに近いことを言われた時にいらっとした理由がわかった。自分の人生に一緒に寄り添ってはほしいけど、舵は切ってほしくないんだなおれは。わがままだ。
「彼が自分のどこを好きなのか、よくわからない。」
これもたまに思う。自分なんかのどこがいいのかな?って。客観的にだったり、大事な人が思ってくれている自分の魅力を認めよう。例えば僕だったら、心がまっすぐだとか、前向きとか、自分としては必ずしも好きなところじゃなくてもそれが他人から見た自分なんだから受け入れて自分を愛していこう。
「『アルマゲドン』を観て泣いている彼を、バカにした。」
文系男子はほんとにこれをやっちゃうよね。Sex and the Cityをバカにするって書き換えればまんま男もやってる。相手の好きなモノを、自分の持ってる軽薄な知識とか思想で否定するってのはやっぱり相手を尊重してないってことだよね。
総じて、「相手を人間として尊重していない」「自分を客観的に見れていない」ってのが自分に刺さった点。まさにこれは僕だ。
安い恋愛本に見せかけた人生論なんだよな。すごい本でした。
([し]10-1)私たちがプロポーズされないのには、101の (ポプラ文庫)
- 作者: ジェーンスー
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2015/09/04
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