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『嫌われる勇気』を読んで。「今ここを生きるということ」

『嫌われる勇気』という本がベストセラーになっている。友人が紹介していたので本屋で手に取ってみた。タイトルの嫌らしさと外観を見て、「あざといし、いけてないなあ」と思ったのだが、目次と中身を読んで止まらなくなったので購入した。

内容を読んでの感想は以下の通り。

 

1.この本が売れてるのは凄いことだと思う

一般に受け入れられているトラウマという考え方や、過去から未来につながる価値観(例:良い学校を出ていい会社に入るのが幸せ)を真っ向から否定している本だ。人は、いじめられたから引きこもりになるのではなく、家族の注目を集めるために引きこもりになりそのために過去のトラウマを利用するのだ、という「目的論」の考え方はにわかには受け入れがたいと思う。

かように、すべては他人のせいではなく自分の考え方のせいであるという価値観が徹底している本なのでかなり今までの考え方を覆されることになると思う。

 

2.今僕にとって読むべき本だったんだなあと感じる

ぼく自身、アドラー心理学で否定されている「周りの人に良い顔をして自分の自由を放棄している」ところや「いつかは〜したいけど今はしない」という性格である。そして人生の岐路に立っている状態で読んだので、心に響きっぱなしだった。まだ整理できていないところも多いが凄い考え方だと思う。「たった一つの人間関係でも縦の関係でとらえている人は、横の関係を築けていない」というのも至言。あとで、心に残った言葉を書き記す。

 

3.この本を読んでどうするか

それが問題だと思う。

 

 

(追記)この後に沖縄にリトリートの旅に出かけた。

3の答えが見えたので書きます。

単純なことだった、この本を読んでどうするか(Action)じゃなくて、変わるだけ(Being, Awearness)でいいんだ。自分が変わると決めて100%そこにコミットする。それだけでActionは自動的に変わるし世界も変わる。それに気づけました。

この本を読んでも変わることは難しいかもしれないけど、読んで損はない一冊です。僕にとっては凄く大事な本になりました。オススメです。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え