感想は…言葉にできない。見終わってから家に帰るまであまり覚えていない位衝撃がでかかった。 本当の苦しみを他人と共有できない主人公たちのお話。
周りの全てにいらだち暴力でしかその感情を表せなかった主人公が、いらだちの素を自分で咀嚼し人とコミュニケートできるようになる。また、身の回りのことに半ば諦めている少女が、諦めなくなり笑って前向きに生活を出来る用になる。
見終わったあとは、ラストがあまりにもバッドエンドだろと思ったけど、今考えれば全然そんなことはなかった。
少なくとも家族と暴力以外の表現でコミュニケーション出来る用になった主人公や高校に笑顔で通えるようになった女子高生。言いたいことを言えるようになった甥。まだ一人問題は残されているけど、絶対コミュニケーションで暴力の連鎖は止められるはずだよこれから。今はそう信じることができる。素晴らしい映画だと思います。
いわゆる、「泣ける!」とか「感動した!」とCMが流れるようなたぐいの映画では無いけど、見終わったと凄く考えさせられる映画です。もちろん見ている間は単純に面白いけど、おれは心の中でつっこみを入れまくりながら見ていた。えっそこで!まじで!みたいな。いやー映画館で見ることができて良かった。
(追記)
それにしても韓国の男尊女卑っぷりや年上がえらい文化はきついなあと思わされる。作品のテイストは違うけど「猟奇的な彼女」を思い出した。
(2017年5月追記:日記を編集してて思う。僕は差別というものに凄く敏感だ。どうも公平性とかが気になり続けているし、多分人生のテーマなんだろうなあ。差別と別れ)