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「悪の教典」この本は狂ってるな

大好きな貴志祐介の「悪の教典」を読んだので感想を書きます。

 

とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。

 

とてもリーダビリティーが高く、あっという間に読み終わってしまいました。貴志祐介さんの代名詞とでも言うべき、後半にかけての盛り上がりは健在で、途中からは一瞬でした。めっちゃくちゃ面白い!!今年のミステリーの中ではおそらくトップ10に入ると思う。

とてつもなく頭の切れるサイコパスがいたとしたら、人間社会は相当な打撃を受けるだろういう考えは恐ろしいもので、子どもを学校に入れることが恐ろしくなりました。いつのことか分かりませんが。

 

 

【以下ネタバレ】

気になるポイントが2点あって、1点目は明らかにこんな教師がいたら途中で犯罪がばれるだろうということ。2点目は、キャラの配置が作為的で上巻の途中で誰がどのようなシチュエーションで殺され、誰が生き残るのかが予想できてしまうこと。

 

 

悪の教典 上・下巻セット 全2巻 (文春文庫)

悪の教典 上・下巻セット 全2巻 (文春文庫)