外注をお願いした会社さんのお話。
ある国で調査をする際に外部のコンサルティング会社Aに協力をお願いした。
その際、一つのアポにつきxxx円という契約形態を取った。
出張中Aの方々がアテンドもして下さり、欲しい情報もアドオンで出してくれたりととても協力的な方だった。
しかし、アポが一件キャンセルになった。
最終日に僕は、アポが一件減ったので元々お話ししていた金額は払えないというお話をした。すると先方は、それならアディショナルな協力はなんだったのか?と感情的になった。これ以上は何も協力しないよとも言われた。
売り言葉に買い言葉になりそうだった時に、同僚が「いや、私たちも払いたいんです。でもお客さんや上司に、この見積もりと結果を出さなければ行けないので払いたくても払えないんですよ」と伝えたら先方も少し気が収まったようであった。
ここでの学びは一つ、伝え方って大事なんだな〜契約の話を「正しさ」を基にしたらとても相手は感情的になった。しかし、同じこと(契約の内容通りに考えて元々お伝えしていた金額は払えないということ)を伝えるのでも、「xxxの理由(だいたい偉い人とかお客さんとかその場にいない人/こと)で、払いたいんだけど払えない」と伝えるだけでその怒りが収まるんだから。
同僚に対してうまいな〜という尊敬の念と共に、同じこと伝えてるのにな〜という釈然としない気持ちを持った一日でした。
多分、僕は議論でも話し合いでもどこかで、「勝ち負け」を競っていて、そのよりどころとなるものが「正しさ」とか「論理」とかなんだろうなあ。でも、そもそも話し合いで勝ち負けなんて必要ないのかもしれない。