Dai's Great Adventure

30歳、インドで働いています

『傷口から人生』 感想 自分の人生を生きてくためには……巡礼!!

 

ふとした事で、出会った本。今気づいたけど著者の小野さんは多分友人の友人だと思う。

社会人一年目の時に、「まれびとはうす」は友人が出入りしていた気がする。

 

前の会社との契約を終え(その辺りのことはここに書いた)、初めて自分で事業を興して生きてこうとしたはずなのに毎日本を読みまくっているという、今の自分にはぴったりだったと思う。

 

 

【気を取り直して『傷口から人生』感想】

 

Twitterに書いたのはこんなこと

どうでもいいがTwitter最近人が戻って来てる気がする。多分、みんなFacebookの実名性とそこから生み出されるあまりにも建前な言葉や、何かの宣伝に結構嫌気がさしているんじゃないかな?Facebookは記入する人は結構似かよってきてると思う(単に表示アルゴリズムの問題じゃないと思う)多分毎日書く人5%、週に一度書く人10%、残りはROMと誕生日のみ、みたいな割合なんじゃないかと予想してる。これはこれで別途書こうと思う。

 

(以下Twitterより抜粋)

『傷口から人生』感想1 慶応大学で留学してTOEIC900点で世界一周してた経歴だけキラキラした女子大生が面接前にパニック障害になり、そこから自分の人生を生きる話し。とても刺さりました。 (特に)親という自分のとても近い、けど他人の価値観で生きている限り人は幸せになれないんだよな


『傷口から人生』感想2 と思いました。年齢が近いこともあって凄く親近感を勝手に覚えました。 最近読んだ清涼院流水さんの本のあとがきに、「父親の死を経験して自分が30歳を過ぎてから英語を勉強しだした理由は、ただ厳格な父に認められたかっただけかもしれない」という趣旨のことがかいてあっ


『傷口から人生』感想3 たことも思い出した。 親の呪縛ってのは本当に凄まじいなあと。そしてどんな育て方をしても、親は子に絶対なにがしかの呪縛を残すってことだけは知っておいた方が良いのかもなあと、あと10年くらい結婚しないつもりの僕は思いました。



【今の感想】

 

Twitter書いとくと備忘録になっていいですね。字数制限があると、大事なことだけ書こうと思えるのも良い。ここら辺は、よく言うように制限がある中でこそ創造性が刺激されるってことかしら。

読んだ上で大きなまとめとしては以下の3点

 

1.人生は流れてるもんなんで、流れには逆らわずあることをあるがまま受け入れる。

んで、その瞬間瞬間はできること(フランクルさんだと「人生から問われていること」)をやる

 

歳を取ったからか、Being(在り方)の世界に触れたからかわからないんだけど、

目に見えないモノを受け入れられるようになった。例えば、人のオーラとか(見えないけど)、運命とか、運とか、流れとか。

そういう目に見えないモノもあるんだろうなっていう観点からの感想。

 

多分、著者の小野さんは、就活の真っ最中にパニック障害にならなくても遅かれ早かれ一旦どこかで既存のシステム(自分じゃないモノになろうとする生き方)の外にでるような何かが起きていたんだろう。

そして、自分の在り方が変わらない限り、場所も時間も相手も違うけど自分の人生で同じ罠にはまるんだって。

 

取り留めないんだけど、小野さんはその時々に「人生から問われていること」に応えようとしている。必死に。別に必死にやったからといって、毎回何か答えとかがあるわけじゃないんだけど、あとで振返るとあ〜あんとき必死でやって良かった、つながってんじゃんって思えることってあると思う。僕もやっぱ獣医の資格は取っといて良かったって思うし、会社ごとに一個はやったなって思う仕事を残して来たと思ってる。そして、なんだかんだそれが繋がってるとも思う。

 

個人的には、「やりたいこと」幻想って結構自分にはきついなあと思う。やりたいことがない人ってどうすれば良いんだろ?結局「やりたいこと」ってある意味「思い込み」だしそれは「思い込み」だからこそ「自分の使命」に感じられる。そして、その「思い込み」度合いがでかければでかいほど、自分も人もエンパワーする。これって今の僕には正直ない。ただ、ないからといってベッドで横になって本を一日読むだけってのはさすがに耐えられないので、目の前にあるちょっとでもやりたいって思ったことをやる。

 

 

2.親との関係性によって生まれる劣等感・欠乏感(仁村さん的には「心の穴」)を自覚してそんな親と自分を赦すことから、ほんとの人生が始まる

 

 

ここ1〜2年くらい、いろんな心理学やらセミナーやら小説やら映画やら伝記やらを見てて思う。これ真実なんだなって。

 

人として生まれて生活を過ごすうちに、色々な思い込み(belief)を作って生きていく。たとえば、トイレをしたら流すとかってのも含めて。

そんな中でも、親(特に長時間一緒に過ごす母親か?)によってもたらされる思い込み(Core belief)の威力は半端ない。例えば、「自分は無力である」とか「自分は無価値である」とか「自分は愛されない存在だ」という思い込みを無意識で持っていると、その無価値観・無力感から人生を生きるのでいーっつも満たされない。だって、「足りない」って思ってるんだもん、心の奥底で。厄介なのは、こういう思い込みを抱えて生きているってことを誰も教えてくれないから、自分でも中々気づけないこと。この思い込みがその人の固有の「在り方(Being)」を作る。そしてそのまま生きていく。

 

小野さんは、自分に好意を寄せていたことから自分が軽く扱っていた男友達にきっつい真実(自分の問題を親や環境のせいにしていること)を言われたことや、今まで正面からぶつかって来なかった母親を殴り「愛して欲しかった」ということを心から言うことで、この問題に終止符を打った。殴るっていう行動はあくまで象徴で、大事なのは心からぶつかったってことだと思う。

 

結局どっかで痛みを伴うような気づきと、正面から人とぶつかる体験を通してしかこの思い込み(Core Belief)に気づいて自分を赦すことは出来ないんだと思う。

 

んで、この赦しをえて初めて、ほんとの人生(自分の価値観に基づいた生き方)ができるんだ。結局どっかで親の価値観で生きていると、それは自分の価値観とは微妙に違うものなので、生きてくのがしんどくなる。でも、親がどう思ってっても「自分は満たされているんだ」って心から思えたら、100%自分の価値観で生きていけるんだ。

 

同じようなテーマで思い出したのでこの曲も(中村一義の『永遠なるもの』)

歌詞カード読んだりインタビュー読んだりしてて、これが彼にとっての「100%自分の価値観でほんとの人生を生きてく宣言」だったんだって思った。

 

 

 

 

3.スペインの巡礼に生きたい!

 

この本の半分位を占めるのは、小野さんがスペインの巡礼に行ったときの話しだ。

この話しが凄く魅力的でしびれる。どうやらその巡礼に関しての本も出るらしいんだけど、僕も遠くない将来に行ってみようと思う。

 

なにが魅力的なのか??

 

世界中から、巡礼という一つの目的に多くの人が集まり、ただ歩くという同じ体験をすること。そして、一つの目的と書いたけど、ほんとはそこを歩く人の数だけ目的もあるんだと思う。

意味があるかないかは分からないけど、たまたまそこに集まった、それぞれに悩みや問題を抱えて生きている人々が、いっときだけ人生において交わるっていうことに凄く心を引かれる。

その一瞬さとか、儚さみたいなモノに僕は人生を生きているんだっていうことを思う。

多分それは、井伏鱒二さんの「さよならだけが人生だ」を好きな理由とも近いんだと思う。

(以下の詩はこちらのHPより引用)

 

勧君金屈巵(コノサカヅキヲ受ケテクレ)

満酌不須辞(ドウゾナミナミツガシテオクレ)

花発多風雨(ハナニアラシノタトヘモアルゾ)

人生足別離(「サヨナラ」ダケガ人生ダ)

 

 

なんか、いろんなことを考えさせられる本当に素晴らしい本だと思った。

素晴らしいタイミングで読めて良かった。

人生絶賛迷い中の皆様に超オススメです!