この映画をつまらないと言う人間とは絶対に仲良くなれない!!
そういう映画。とにかく見てない人は映画館に速攻で見に行くべし。
絶対に先入観なく見た方が楽しめる。僕はストーリーの概要しかしらなかったけど最高だった。もっと知らなかったらもっと面白かったかも知れない。
僕は映画を見てる間に4回ほど鳥肌が立って、体温が上がりました。
物事をハックすることに興味ある人間にとっては、確実にアガル映画。
とにかく僕を信じて見て欲しい!!
【ストーリー】
世界最大のSNSで、ビル・ゲイツに迫る男。
4億人が利用する巨大ソーシャルネットワーク創業者、マーク・ザッカーバーグの知られざる素顔。
【感想】
先日『ウォールストリート』を見たときにも感じたんだけど、監督は、あからさまに”ウォール街のやつら”や”狂った億万長者”を悪役にしたいんだなってこと。社会的に彼らを悪者にしたいという圧力があるのはわかるんだけど、監督がどれだけ、彼らを悪く描こうとしても、あまりにも彼らは魅力的すぎる。若者のヒーローってのは世の中から叩かれるもんなんだ。
僕が映画を見たタイミングも最高だった。中東での革命に大きな影響を与えたインターネット、その中心はfacebookだ。ハーバード大学のいけてないオタクが作ったサービスが今や5億人のユーザーを抱え、世界に革命を起こした。”たった一人の人間”が世界を変えたんだ。
もし、ザッカーバーグがいなければ、中東は今も最高に平和だっただろう。
そして、そういうことに魅力を感じない人間はこの映画を見てもザッカーバーグがウザイだろうし、おそらくつまんないと思う。
僕はこの映画を見ながら、何度も何度も、ザッカーバーグを擁護していた。彼のしたことが間違ってるとも思えない(この映画の内容から)
実は映画を見る前に多少物語の骨格は知っていたし、ひでーやつなんだろうなと先入観を持ってみてたんだけど、そんなことはまったくない。
この映画はザッカーバーグが大人になる話だと僕には思えた。
彼は女の子にバカにされて仕返しするようなクソガキだったけど、数少ない親友との別れや尊敬する人との別れを通じて少し大人になる。世の中の常識的には彼はまだまだクソガキだろうし、ろくでもない人間(と描かれている)けど。
最後に一言。
ザッカーバーグにアイデアを盗まれたオリンピック兄弟とその取り巻きは本当に恥ずかしいやつらだと思う。アイデアなんてあっても価値はなくて、それをどうやって実行するかが大事なのに、裁判起こして65億円で和解するなんて本当にしょーもない。
恥知らずにはなりたくない。
(2017年5月:上で書いている「中東の革命」は「アラブの春」だと思う。未だに中東の混乱は収まらず人は死に続けている。果たしてアラブの春とは何だったんだろう。
2017年世界はBrexit・トランプ大統領就任・フランス大統領選と、確実に嫌グローバリズムの流れをたどっている。純粋に世界が繋がっていくことを素晴らしいと思えた6年前の日記を読むと悲しい気持ちになる)