「だから僕は海外に出る、さあ君も(旧:ニートの海外就職日記)」と言うサイトがある。
日本では20代後半までニートだった著者が、海外で働くようになり、日本企業のライフバランスのひどさを外国企業の働きと比べて批判しているサイトだ。
1.思ったこと
僕は高校時代・大学時代とアルバイトをすぐ辞めることで有名で、友人や親から散々非難されてきたけど、僕がアルバイトを続けられなかったのは日本的な働き方が我慢できなかったからだったんだとわかった。アルバイトを続けられないことで自分が凄く怠惰で我慢できない人間みたいに扱われることに違和感は感じていたんだけど、その違和感というのは自分が日本社会に馴染めていないからだと気づけた。
2.僕のアルバイト歴と辞めた理由
①高校1年生:マクドナルドで夏休み働いた。(1ヶ月)
辞めた理由:15分前に来なければ行けないこと(無休で)・客が来なくて仕事がない時間にも延々と机磨きなど生産性のない仕事をしなければいけないこと(完全に無駄)・肉が臭い
当時の感想:無休で働くなんて意味不明。時給じゃねえのかよ!
②大学1年生:塾講師(2ヶ月)
辞めた理由:30分前に来て授業の準備をしなければいけないこと(無休で)・仕事が終わって15分は日報を書かなければいけないこと(無休で)
当時の感想:同上
③大学1年生:家庭教師(2年間)
辞めた理由:教えていた子どもが受験に受かったから
当時の感想:受かってくれて良かった。ただ親は子どもの実力もわからずに期待しすぎ。塾に通わせてるんだから偏差値見たら受けるとこわかりそうなもんなのに。。子どもが可哀想だった。
④大学3年生:怪しげな塾講師(2年間)
辞めた理由:会社がつぶれた
当時の感想:無休で働く事もなく昼飯の時も給料出て最高だった。講師はみなめちゃくちゃ優秀な人が多かった。つぶれてから知ったが会社はグレーな事をやっていたみたいだ。
⑤大学4年生:ベンチャー企業(1.5年間)
辞めた理由:大学やら就活やらが忙しくなった
当時の感想:日給制だし、営業でインセンティブもあって良かった。会社の先輩達もめちゃくちゃ尊敬できる人で最高。ただ忙しくなって大学との両立ができなくなったのが残念。数年後転職するかもと勝手に思っている。
3.なぜ僕がアルバイトを続けられなかったか
③〜⑤のアルバイトに関してはそれなりの期間続けたし辞めたのも不可抗力でした。
問題は①やら②やらのアルバイトで、これらのアルバイトは非常にポピュラーなアルバイトで多くの大学生はかなりの期間頑張っているものだ。だけど僕には上に述べたように、給料が出ないのに早い時間に出社しなければならなかったり、サービス残業をしなければいけなかったり、仕事がない時間にまったく意味のない”仕事”(動いていれば仕事か??)をしなければならないことが我慢できなかった。それにそういうことを、
「周りのみんなもやっているから、お前もやるのが当たり前」
と上司から言われることや、それらに対して不満を言うと同僚からわがままな人扱いされることにも我慢できなかった。いわゆる”空気”の圧力に負けるのが嫌だった。
アルバイトっていう自分の時間を切り売りするような場所で、求められている以上の仕事をする周りの人に合わせられなかったし、それを強要するなんて狂気の沙汰だと思っていた。
僕が「ニートの海外就職日記」を読んで思ったのは、僕が我慢できなかったあのくだらないアルバイトたちは”日本的な労働環境”という世界では特殊なもののミニチュアで、それを続けられる多くの大学生は”良き社会人”予備軍だったんだろうなということ。
父や母は典型的な日本企業で勤めた経験を持っているが彼らは
・有給休暇は病気の時に使うもの
・有給休暇は余るのが普通
・病欠なんてない
・サービス残業は当たり前
ということを平気で言う。
僕は未だ働いたことは無いけど、もし日本企業が上記の価値観を本当に持っているとしたら、3年以内に辞める自信がある。
日本的な価値観ってヤツに染まることができないんだ。
4.それでは僕はどうやって働く?
僕は来年度からめっちゃくちゃ働くつもりです。上のようなことを書いたから、もの凄く残業が嫌いな人間だと思われるかも知れませんが、別に僕は自分のためになるならどんだけでも働きます。数年でそれなりの経験を得たいと思ったら働く量も少なくはなり得ないでしょ。
5.そんな僕が実際働いての感想(未だ書けない)
(2017年月追記:青いなあというのは置いといて。僕は多分働くのはすき。ただ、決められたルールがあるのに平気で本音と建前で建前を強要されるのに我慢がならないのは今も同じ。大人になるって色んなことに目をつぶれるようになることかもしれないけど、32歳の僕は今も14歳の時と変わらず不条理には怒りまくってます)