Global Healthの世界で働く経営コンサルタント

Global Healthの世界で活躍する

東京のコンサルティング会社で働くつもりがまたもアジアの国で働いてます。

タイトル通り。

 

3ヶ月前に最終面接うんぬんと書いていて、結局コンサルティング会社@東京に移りました。で、一発目のプロジェクトがまさかの某アジアの国に3ヶ月常駐という。。なんというか、完全にどこの国に送っても生きていけるやつ認定されたんでしょう。それは正しい。

 

Facebookでも多くの人に、インドから帰りました報告をして、色んな人から飲みに行こうと誘われたのに全部断って結局ひたすら働いています。

 

と書くと不幸せに見えるんだけど、存外充実した生活送ってます。毎日夜中まで働いたり、お客さんからどぎつく詰められたりもしれいるんだけど、なんだかんだ、没頭できる仕事があって、尊敬できる仲間がいて、お客さんの為に働くっていうことが好きなんだと思う。あと、知らない国でその国の美味しいご飯食べたりするのもやっぱり楽しい。

 

学生の時とか、新卒の時はよくわかんなかったけど、社会人7年もしてれば、少しは自分のことが分かるようになってきたので備忘録までに。

 

【自分が仕事に求めているもの】”寝食忘れて没頭できること”

・没頭できること

・難易度が高いこと(誰でもできるようなことはしたくないんだ)

・自分が役に立っていると感じられること

・数ヶ月ごとにやることが変わること(飽きっぽいのは相変わらず)

 

【自分がパートナーに求めているもの】”自分一人でも楽しく生きて行ける人”

 ・話が通じる程度に頭が良い

・好奇心が強い(新しいこととか物とか好き)

・おいしいご飯が分かる

・尊敬できる仕事をしている(高収入でもプルデンシャルとか嫌)

・世界中どこでも生きていけそう(英語は出来ててほしい)

 

【向こう2年間のシゴトについて】

・せっかくコンサルやってるんだから、自分でPLとしてプロジェクトをきっちりまわす

・どんな仕事でも価値を出せるようなコンサルの基礎スキルを未だ未だ磨く

・イケテル人と働く(ダメな人と働くと自分もダメになるから)

ヘッドハンティングされる(他社からちゃんと評価されるようになったらどこにいても良いと思う)

・英語力も未だ未だ伸ばす(今のままでも日本ではトップクラスだけど、正直ネイティブの中で働くには足りなすぎ)

 

今のプロジェクトが7月か8月には終わるので、一回2週間位休みとってNY行って親戚に会って、ハワイでサーフィンして来ようかなと計画中。

なんだかんだ、インドが恋しくもなるし、日本が恋しくもなるけど、楽しく生きています。という生存報告。

【明日が最終面接】こんだけ周りの人から応援してもらえるって幸せだと思う。

とある企業の面接を受けています。で、明日が最終面接。

正直めっちゃくちゃストレス溜まっている。

自分が何をしたいか、どんな環境で働いていきたいのか、そんなことばっかり考えて、転職活動の書類作りつつ仕事は仕事で新しいチャレンジがあるってのは中々に疲れる。

一方で、凄く嬉しいと思っていることもある。

インドで一緒に働いている人たちがみんな応援してくれてる、日本で一緒に働いたことのある人たちがみんな応援してくれてる、中々ないよなあこういうこと。

と書いてて思い出した。あったわ。新卒で入社した外資系メーカーで2年目に仕事しながらとある国家試験の勉強をしていた。最後の半年間は一滴も酒も飲まずに仕事の前後と土日は勉強だけしてた。合格発表の日は確かCSR活動でオフィス近くの掃除をして、掃除中に合格が判明。オフィスに戻って一番仲の良かった先輩に合格を伝えた瞬間、周りの社員がスタンディングオベーション。。映画かよって感じ。感動したなああの時。ああ、自分はこんなにも周りの人に応援されているんだって、ものすごく嬉しかった。

 

今回もそれに近い、ただただ有り難い。

 

なんか、昔っからこういう勝負事の前日はセンチメンタルな気分になる。あと、結果が出てから言ってもしょうがないと思うので、結果がでる前に書いておく。

 

1.おれは本当にインドに行って良かった。何物でもなくって母国に絶望してた自分が、英語とNAKAMA(by新しい地図)を手に入れて、母国でまた頑張ろうって思えている。めっちゃ幸せなことだと思う。物語の類型はまさにこれで、ヒーローズジャーニーとか読むと分かるんだけど、基本は「主人公は大事なものを失って、生まれ育った国を離れる。そして試練を乗り越えて、何かを手に入れて成長してまた生まれ育った国に戻ってくる」なんだよなあ。その意味でオレのインドでの3年間は正しく、オレの人間的成長に必要な時期だったんだと分かる。多分オレはまた3年くらいしたら旅に出るんだと思う。そうやって数年ごとに旅に出ては戻って来て成長をして行くんだと思う。

 

2.べたではありますが、出逢った人々に感謝をしている。今考えても本当にCallingだと思う。全然インドの会社に興味なんてなかった。たまたまRGFから連絡もらわなければ日本で転職してたと思う。そしてぶーたれてたと思う。でも、あの時、あの瞬間、連絡をもらって後の師匠に会うことができた。それがすべての始まりだった。よく彼は僕を拾ってくれたと感謝している。今の僕があの当時の自分を見たら、正直、いけてねえなあこいつって感じると思う。英語が出来るだけで経歴の汚い人間だったんだから。何を考えて取ってくれたのかは正直わからない。でも、少なくとも僕の将来性に少しでも期待してくれてそこでリスクを取って僕を採用してくれた。正直この3年間はこの人の期待を絶対に裏切っちゃいけないって思ってた。そう言う意味で彼はオレの親父とか兄貴みたいな人である。週末に彼の家でパワポやストーリーの作り方を習ったこと、本当に感謝している。お客さんをどう見て、自分のイメージをどう打ち出して、どうやって顧客をグリップするか。彼から学んだことは本当に数えきれない。そしてまたインドで出逢った兄貴が一人。一体何回彼の家で飲んだんだろう。教養があって酒が大好きで人情味のある彼にいつも救われてたなあ。もちろん他のメンバーも最高だった。最高の親友と一緒に住んだことも、家で朝まで話したことも、忘れられないことばっかりだ。最高の想い出を胸に、今いる場所を去ることが出来る。感謝しかねえな。

2018年の豊富〜公私共にチャレンジしつつ、家族・友人、そして自分の感覚を大切にする。

【オーバーオール】

2017年からの流れを断ち切る心機一転な一年にする。そして、より”自分の感覚を大切にする”
仕事では、評価してもらって居心地もとても良かった今の会社は辞める。
プライベートでは、住む場所をインドから日本に変える。久々に人と同居する生活から、一人暮らしに変える。そして好きな人と一緒に生活する。
これって両方共、自分に気持ちの良い選択なので、こういう大きな選択から日々の小さな選択まで、”自分が気持ちのよい選択”をする一年にする。

いろいろなものを変えるのって結構ストレスが掛かるから、上半期はストレスレベルが高くなりそうなので、自分を甘やかすこと(自然の中に出かける、サーフィンする、運動する、人がいなくて珈琲か紅茶が美味しくて居心地の良いカフェで本をよむ、大好きな友人と美味しいものを食べながらひたすら話す)を定期的に生活に組み込む。逆に自分のストレスを上げること(7人以上の人が集まる飲み会に行く・好きじゃない人と会う・朝まで寝ないで過ごす・満員電車に乗る等)を避けて過ごす。

 

【仕事】

2018年3月に約3年働いた今の会社を辞める。で、次は何をしようかなってちょっと考えてる。
普通に考えると、今の会社の日本法人移籍なんだけど、別に他の選択肢でもいいよなあって思い始めた。例えば、人事系のコンサルや海外進出をサポートするコンサル・目指す事業会社あたりは楽しくやれそうな気がしてる。また、ソーシャルセクターも興味があるので、そういうNPOを週イチでサポートするとかもありかもなあ。
きっちり金を稼いで生活の基盤をしっかりしつつ、いろんな選択肢の中で、”今の自分にとって一番気持ちのよい選択”をし続ける。

あと、一個やりたいなと思ってるのは、コンサルで身につけた汎用的スキルを周りの友人に還元すること。友人で医療機器メーカーのMgrがいわゆる資料作成をうまくなりたいらしいので、自分の負荷を高めない形でなんかサポートしようかなと。完全にボランタリーでまずやってみようかと思ってる。イメージは毎週課題を出して、ひたすら突っ込むという形。例えばHP上でその実例を出すのって意外と価値あるかもなあって思ってる。資料作成ってコンサル以外はかなり下手くそだけど、もっとみんなうまくなった方が良いと思うので。
今の会社の日本法人行くなら、若手のサポートはやりたいなとも思ってる。例えば、月に一回本を決めてその内容を話すでもなんでもいいんだけど、プロジェクト外のところで本を読む習慣だったり、海外の他の拠点とCoワークするための方法だったりを考えたいなあと思ってる。

 

【人間関係】

今いる大好きな友人たちを大事にする(時間を使う)

そして、新しく素敵な人と仲良くなりたいと思ってる。どの切り口で人と知り合うかちょい悩むんだけど、英語・新興国・ソーシャル・日本企業のグローバル化・社員が生き生きとしている組織、みたいなテーマに興味のある、イケてる人と仲良くなりたい。場合によっては、自分の顔や名前を出してもいいかなと思ってる。

 

【家族】
両親を大事にする。具体的には温泉旅行をプレゼントする。
兄弟とは定期的にご飯やらLINEやらする。

 

【趣味】

・サーフィン

ことしも引き続きこれにチャレンジ。日本戻ってきたら、都内からどこでできるか、マリンスポーツ経験者の弟に聞く。彼とやってもいいかも。

・読書

日本語・英語の本をそれぞれ最低月に一冊読んでその内容をこのブログに書く。

・ジム通い

これも日本でも続ける。最低週2回(平日1回・週末1回)で、パーソナルトレーナーもつける。続ける鍵は、とにかく行きやすい場所に通うこと。値段は気にしない。生活スタイルの中で、朝運動できるようにする。

・お酒、美味しい食事

ここは逆に抑える。というかインドに約3年住んだ反動が来そうで怖い。。美味しいお店は週1回で十分(それでも多いかな?)どっちかというと、自分で料理をつくる週間を身に着けたい。

・サッカー観戦

書くの忘れてた。。W杯どうしよう。。。いくか、いくまいか。。。悩む。正直そこまで現地観戦に興味もないかなあって思ってる。日本なら見るんだけど。どちらかと言うと、中村俊輔中村憲剛のW中村が引退する前にちゃんと彼らのサッカーを見ておきたい。

・Live参戦

久々に日本戻ったら、行きたいと思ってる。

安室ちゃん(当たってください!)・オザケン・天才バンド・米津玄師・フェス

 

【ポジティブに思ってること】

3年ぶりの帰国で、何もかもが新しい。

好きな人がいっぱいいること、やりたい仕事も趣味もあること、周りの人も自分も健康なこと、読みたい本がいっぱいあること、何というか自分の人生の可能性をまだまだ感じているし楽しいことが一杯あるって信じられていることが幸せ。これって生まれてから初めてかもしれない、こんなに妙に確信があるのは。こう思えるのはインドのおかげかもしれない。改めて感謝。

 

【不安に思ってること】

今んとこあんまないかな。あえていうなら、嫌な初夢(奥歯が抜けてめっちゃ血が出て、歯医者に行くっていう)見たくらい。なんつーか、不安に思っても他人や状況は変えられないので、変えられること(つまり自分のことなんだけど)をするくらいって達観してる。

 

【成し遂げたいこと】

仕事では、”Daiがやった”という仕事を残す。新たな環境で、きっちり周りから信頼される。

プライベートの人間関係では、好きな人たちにちゃんとそれを伝え続ける。

趣味では、やりたいって思うことに真剣に遊ぶ。(時間と金をちゃんと使う)仕事を言い訳にしない。

 

書いててほんとびっくりな位、ピースなバイブスでいけそう。窪塚さんかよっwww

気がついたらなんと2017年も残り4日間!終わりが見えてきた〜今年の振り返りと来年の抱負なんぞを書こうかと。

タイトル以上でも以下でも無い。

 

【オーバーオール】

大人になった一年だったと記憶しようと思う。がむしゃらに、自分のやりたいことやって、思ったこと伝えてっていうのじゃない生き方を模索してた気がする。
今までだったら、意見を伝えない場面でも、きっちり伝えようとしてた。
鏡とか写真見て驚くのは、この一年でがっつり大人っぽい顔つきになったこと。途上国で、自分ではどうにもならないことだらけの中で暮らしたからか、しんどい仕事を乗り切って自信がついたからか、はたまたちゃんと自分の人生を自分で決断して生きてきたからかわからんが、間違いなく自分史上一番イケてると思ってる。

 

【仕事】

自信を持って言えるのは、自分ひとりでリーダーとして仕事を完遂できるようになったということ。同僚とのコミュニケーションも、英語できちんと議論ができるレベルに達したと思う。顧客対応も、自分が矢面に立つ形でできたのもとても良かった。
一方で、仕事を全く選ばずに、会社から求められるままにやっていたので、自分の専門性という意味ではマイナスだったなあと感じている。もう一年同じ場所でやるなら、マネージャーになって、部下の成長に責任を持つってことと、自分の顧客を持ってがつがつ営業するって言うことだと思ってる。

 

【人間関係】

相変わらず、残念だけど、同僚を除くとこの国で友達を作ることはできなかった。近い年齢で自分が話があうっていうレベルの人はいなかったし、年上の方々も正直イケてる人は少なかった。50歳で商社の現地法人の社長くらいかな。。海外に住む日本人っていう限られた人の中から自分に合う人を探すって、僕みたいなPickyな人間には不可能だなっていう結論。しょうもない人と群れたいとも全く思わなかった。

一方で、自分が日本に持ってるアセットとしての友人関係は本当に大事なものだと再確認できた一年だった。それは、単に好きな女の子だけじゃなくって、私立の中高一貫校からのやつらもそうだし、塾の奴らもそうだし、大学もそうだし、一社目の同僚たちも。本当に僕は色んな人に恵まれてたし、愛されてたし、これからも仲良くしたいって強く思った。そして、そういう友人関係って一朝一夕で作ることはできなくって、くだらないことばっかり話してた時間とか、お互い人生に悩んでた時間とか、そういうものの上にやっと成り立ってるんだ。そして、メンテナンスしていかないとどんどん価値が摩耗していくものなんだなって思った。だから、積極的に自分から連絡をとるようにもしてたかなあ。来年は日本に帰る予定なので、この人達との関係はキープしたい。

 

【家族】
兄弟関係は良好。親子関係も良好。毎週海外から親に電話してたのも凄く自分としては良かった。ストレスも減ったし、親も心配が減ったんじゃないかな。母の誕生日に初めて兄弟3人でそれなりの値段のアクセサリーをプレゼントしたのも良かった。兄夫婦に子供が生まれて、両親の人生の楽しみが増えたのも良かった。
総じて、家族周りは良かったかな。個人的には、母への借金を完済し、父への借金も残り数十万になってよかった。来年前半にはさっさと返そうって思ってる。

 

【趣味】

・サーフィン

すごーっく良かったのは、ずっとやってみたいって思ってた、「サーフィンを個人指導の先生に習う@沖縄」を達成したこと!めっちゃ楽しかった。オレもっとサーフィンやりたい!ひたすら波に乗るだけなのになんであんなに楽しいんだろう?来年は友人とのキャンプも山登りもしたい。そうじて、自然に触れたいっす。

・読書

読書もそれなりの数面白い本に触れられたこと、英語版Kindle買って、洋書を読むようになったことを評価したい。来年はもうちょい数をKPIにしてみる。

・ジム通い

まさか最後の2ヶ月で趣味になるとは(驚)なんだけど。最高。

今年一番良かったことかもしれない。週3日通うことで、明確に身体にメリハリが出て来たこと、眠りの質が良くなったこと、ストレス解消になったこと、そして自分に自信が出てきたこと。本当に良い影響がでた。

・お酒、美味しい食事

お酒を飲む量が減って、人に迷惑をかけることが減ったのは良かったのでは。

一方で、インドでは美味しい食事を食べることが基本的に不可能だったのが凄く残念。。これはしかし環境の問題と言わざるを得ない。。

 

【ポジティブに思ってること】

今住んでる国から帰国して、日本に帰るっていうことを凄く楽しみにしているところ。あんま覚えてないんだけど、2年前の自分はいろんなことに鬱々としてて、東京での暮らしもつまんないし、仕事もつまんないしって感じだった。それがどうだろう。

仕事も、コンサルってまだまだ自分は楽しいし、東京(or 日本?)での生活も楽しみ。友達と美味しいもの食べるのも、素敵な芝居を見るのも、ライブを見るのも、はたまた海外旅行に行くのも、全部楽しみ。親にご飯おごってあげるもの楽しみ。大きくなった弟と話すのも、甥っ子と会うのも、あ〜まだまだ人生楽しみやで。

 

【不安に思ってること】

これは、すっごく正直に書くと2点。

 

1.今の会社の日本法人への転籍がうまくいくかどうか。
正直超不安。僕の上司はオッケーと言ってくれけど、彼が決められることではない&人事に関してはかなり時間がかかる会社なので、正直ダメかもしれん。その場合、また一から転職活動するのも超不安だし、受かった会社で働くにあたりその会社に馴染むまで時間かかるだろうな〜ってのも不安。その会社と合わないっていうリスクもあるしね。って考えたらすげー不安がましてきた。。

まあ、でも一個だけ言えるのは、少なくとも直上司である人には「移籍していいよ」って言われるくらい評価してもらったことを喜ぼうか。で、人事の話は正直オレの意志だけではどうにもならんので、だめならだめではっきりさせて、自分が損をしないでちゃんと得をするような形でプロとして胸を張って出ていこう。

 

2.大好きな女の子とどうなるか不明。
アラサー女子にとって遠距離もだめだろうし、半年っていう期間は決して短くないことは理解しているつもり。それがどう相手に響いているのか正直わからん。
ここは、自分がどうにかできる話ではないので、やっぱり不安。
あえて自分を励ますなら、自分の人生を90度くらいぶん曲げて日本に戻ろうって思えるくらい好きな人ができたことが幸せだと思う。たとえうまくいかなくったってね。(だめなら数年は落ち込む自信があるが)

 

【インドをどういう形で去るか】

立つ鳥跡を濁さず。これに尽きる。

一社目を出るときもそうだったし、前の会社もそう。きちんと、やることやって、関係者に挨拶して出ていこう。裏口から出ていくのはなしだし、後ろ足で砂を引っ掛けるつもりもなし。オレはオレらしく、誇りをもって出ていく。

そして、色々この国に対して不満ももちろんあるんだけど、それでも、新興国での2年間の暮らしっていうのは本当に僕の人生にいろいろなものを教えてくれた。日本っていう国を客観的に見ることができるようになったのもそうだし、自分のキャリアっていうものを考えさせられたのもそうだし、外国人の友人(同僚とも言う)たちから学んだ彼らの常識ってのも理解することができた。また他の国であったって俺達は、この2年間を一緒に仕事頑張ったんだって思えるのは凄く誇り。

総じて、感謝の気持ちを持って、きっちりお礼をして、表玄関からこの国を、会社を出ていこうと思う。

少し早いけど、この2.5年を総括する。僕にとって海外で働くこととは何だったのか?

【概要】

まず、僕のスタンスとしては、この2.5年を凄くポジティブに捉えている。インドに来て新しい仕事をして本当に良かったと思っている。

けど、世の中にある”海外就職最高・成長できます”的なノリには凄く懐疑的。多くの人が大したスキルも身に着けないで失意のままに日本に帰っていったのを見た。僕自身は少なくともそうはならなかった自信があるけど、これは多くの人に勧めるものでは無いと思っている。
嫌な言い方をすると、日本でどうにもならなかった奴が、他の国行ったくらいで凄い能力を身に着けたり別人になれたりはしない。一発逆転のチャンスでも無い。その意味で、能力と気合と根性があって、成長ができる会社で働けるなら行ってもいいけど、多くの人はその前に自分の能力を伸ばすのが大事な気はしてる。あとは凄く戦略的にエグジットまで考えておくことも大事だと思う。おれはコンサルx新興国x英語を身に着けて、その後EUMBA行って、どこでも食っていけるだけの力を身につけるっていうのは来る前から考えていた。最低でもこのくらいは考えておかないと、帰ろうって思った時にやばいとおもう。 

 

【想像してたリスクとリターン】

(リスク)

おれってアホみたいに前しか見てないなって思う。ブログ↓に書いてあったのこれだけ。もうちょいあるだろ。呆れるしか無いね笑

日本のコンビニとか親の料理とか畳で寝る感覚とか友達と飲んだ時間とか、色々と恋しくなる


(リターン)

これも、まんま昔ブログに書いてあったので転載。

①異国(インド)で暮らす体験 
→ 約3年暮らしました。日本とのあまりの差に今でも驚く。相対的に日本もインドも、そして他の国も見ることができるようになったと思ってる。

②英語でネイティブとチームを組んでコンサルトして働く経験
→ 毎回インド人やら韓国人やらとチームを組んで仕事をしました。ネイティブと英語で議論をしてリードまでできたかと言うと、正直、英語での議論は最後までかなり難しかった。ただ、自分の英語力で議論をするためにどの程度紙やホワイトボードを使えばいいかはわかった。

 

③それなりの給料
→ 辞める理由の一つでもあるけど、はっきりいって少ない。額面600万位?でコンサルを続けるのはオレには無理。

 

④インド駐在の日本人とのネットワーク
→ なし!自分の社交性の無さが問題ですかね。

 

⑤現地のめちゃ賢いインド人とのネットワーク
→ ばっちり。(か?)少なくともIIT出身の秀才たちとは仲良くなった。副次的な効果として、別にIITだから必ずしもオレより頭がいいわけではないって気づけた。というか、世界のどこまでいっても所詮人はひとだなあって感じ。なんというか、サッカーだとZidaneとか異次元にうまいけど、仕事でそういう人はいないのかもって思った。

 

⑥同僚からの信頼
→ ばっちこい。それだけを目指してたのかもなあ。

daisgreatadventure.hatenablog.com

 

【実際のロスとリターン】

(ロス)
・適齢期の3年を、圧倒的に同年代の女性が少ないという環境で過ごした
これ僕があまり女性と付き合うことに興味がない人だったから、まあ別に良かったけど、普通にきついです。

現地採用っていう日本人社会的には下に見られやすい身分で数年過ごした(ちゃんとした目的意識のない人にはまじでオススメしない)
これは嫌だったなあ。オレよりしょうもない人に偉そうにされるっていうのが我慢できなかった。逆に感じの良い人でも、”可哀想・大変そう”というふうに扱われるのも結構ストレスだった。どんな身分だろうが、普通に接することができる日本人って多分超少ない。

健康被害
大気汚染世界一の都市で複数年過ごすってのはどう考えても健康的にめちゃマイナス。あとは、東京は世界的に見ても異常に公共交通機関が発達していて、徒歩+公共交通機関でどこでも行けるけど、世界の大都市は必ずしもそうではない。よって、車移動が増えて歩かなくなり運動不足に陥るってのも知らなかった。

・日本語の本が読めなくなる
興味のある本をすぐに読めない環境って凄くストレス。じゃあ英語の本読めよっていう意見はあるが、、、最後の数ヶ月でそうするようになった。

・食べ物がしんどい
これも超大変。何がしんどいかって言うと、選択肢が無いこと。美味しいレストランがほぼ無い。日本食は対して美味しくないけど、普通に日本で言うと1星レストランくらいの金額払わないと行けない。で、じゃあ自分で作るわって思うと、コールドチェーンが未発達だから生鮮食品(魚介も新鮮な野菜も)がまったくアウト、豚肉も牛肉も無い、っていう。どないせいっちゅうーねん。ほんと一番しんどかったかもしれない。


(リターン)

上に書いてないリターンで言うとこんくらいかな。

・一人あたりGDP世界最貧クラスの生活を目の当たりにできたこと
・英語の文献&書籍を圧倒的に早いスピードで読めるようになったこと
・しんどい生活を約2.5年過ごして、あらゆることに対して幸せの閾値が下がったこと
・交渉することが当たり前って思えるようになったこと
・日本の良いところがわかるようになったこと
・友達や家族の重要性が身にしみたこと
・自分の大事な物のクライテリアがわかった気がすること
・素敵な友人ができたこと(主に同僚たち)
・(後は思い出したら書き足す)

 

【海外で働こうかと考えている人へ】

上に書いたようなことを知ってもなお、自分の人生で大事な数年間を異国で働いて過ごすことに本当に使おうと覚悟できるかどうかが全てだと思う。

「そんくらいわかってるよ。でも、おれはやれるし行くんだ」っていうんだったら、応援します。

一年間、この国と仕事にコミットしてみるかと思い直した。

や〜っと精神が元気になってきた。

先月は、「もう潮時かも」とか書いていたけど、ちょっとイケてるホテルでアフタヌーンティーしながら、色々考えた。

結論を言うと、「2019年まではこの国を満喫する。言語を覚えて、友達や彼女を作って、仕事もレベルアップする。少なくとも英語・ヒンディーはビジネスレベル。副業も始める」で、やりきったな〜って思えるならMBA取るなり、他の国に行くなり、しようと思う。今ここで動いても、あんま運気が良くない気がするんだよねえ。と言うと頭が悪そうなので、理屈っぽく言うとこんな感じ。

組織や役割を変えると慣れるのに半年、実力を発揮し始めるのに1年はかかると思う。そう考えると、今の組織では2年でポジションが一つ上がった。あと半年でおそらくマネージャーになれる。そういう環境(自分が勝手知ったる環境)で、存分に仕事をして、部下を育てる経験があったほうがいいなと。名前の良い外資系の企業に多分おれはまだ入れるけど、別にそれは目的ではないんじゃないの?って思えたかな。
なんか、今日本に戻って、外資系の企業とか別のコンサルに移っても、本質的には自分の外側の環境に絶対不満はあるはずなので、一回くらい外側に不満があるのは所与の条件として、それでも自分の過ごしたい世界を自分で作ってみようと思った。そのためには、自分で自分の心地よい世界を作ることにコミットする事が大事で、今までの人生で転校生として生きてきた自分はそのコミットが著しく低かったんだと思う。いい加減、年上に甘えながら生きていくのも難しい年になってきたんで、そろそろ、自分が主体的に世界を変えていくことをしようと決意しました。

 

1)環境に対する不満を言っているうちは、どこ行っても同じ

2)自分の内側で決めたことを、外の世界で実現していくことでしか、自分の人生を変えることはできない

3)「インドでx年働いた」って人に言う時に、会社の仕事をただ頑張ってましたってまじでかっこ悪い。言語も覚えず、恋人も作らず、友達もできなかったんだとしたら、オレはその国に何をしに行ったんだろう?って思った。少なくとも、この国のことを理解して、出ていこうと思った。今の僕が「インド人とは〜」とか語るのはおこがましい。
日本に働きに来た英国人が、英国人だけでつるんで、一切日本語を覚えないで、2年で帰って日本を語られたら嫌じゃない。そんなふうにかっこ悪いことを自分がするのは嫌だね。

4)仕事に関しても、まだ今の職場で学べる事があるんじゃないのか?せっかく急速にポジションが上がってるんだから、その中で学び尽くしてから出ていこう。多分、こんだけ組織が拡大してって、ポジションが得られることはあんまり無いだろうからこの成長の機会をうまく使おう。どうやったら人をマネージできるのか?新しく自分でやれることはなんだろうか?

5)今までの人生で、だいたいどの組織でも、平均点だった気がする。一回くらいアウトスタンディングな結果ってのを出してみようと思った。今までの平均点は、常にアウトサイダー感があったからだと思う。自分の仕事にコミットしてみようと思う。組織にコミットはなくても、自分のやってることに少なくともコミットしよう。

久々に体調いいな~なんでだろ?と考え気づいた。インド出国したからかもしれん。

これもまんまタイトルのまんまです。

前回日本に帰国したときも体調がすこぶる良かった。今回のアフリカ出張も体調が良い。精神的なもの(インド生活にまいってる)か肉体的なもの(野菜が少なすぎる食事、運動皆無)か環境的なもの(大気汚染、外を歩くことのできない生活)か分からないが、どうもインドでの生活が総合的にしんどいのではないだろうかと思った。

これでインド帰国して体調悪くなったらほぼ確定やな。